[アップルの神が微笑むプチ仕事論](1)「シンプル・イズ・ベスト」

(Photo via Business Insider

数学者や物理学者が万物の理論という宇宙の真理を表す美しいシンプルな数式を探求する際には、逆に複雑さの中にはまり込んでしまうように、私たちビジネスマンも製品やサービスに、多くの機能を盛り込みがちです。

多機能は、一見。素晴らしいようですが、日本の多機能な携帯電話がガラパゴス携帯と言われたように一部のしか使わない機能がたくさんあっても、一般人には使いにくいばかりです。

だからシンプルさを追求する力が必要なのです。

iPhoneやiPadでは、操作マニュアルは必要ありません。すぐに必要な機能を探し出すことができます。

まさにユーザーフレンドリーなインターフェイスです。

企業の組織内にもシンプルな文化を広める必要があります。人間は、年齢を重ねるほど、複雑な態度をとるようになります。心と行動が裏腹であったりするのは当たり前です。

しかし、組織内にそのような文化が定着すると、企業内に様々な思惑が入り乱れ、社員が複雑な動きをするようになってきます。それは、明らかに幹部の責任です。

幹部になればなるほど、社員はシンプルな動きをして、部下からわかりやすい上司であるべきです。もし、そうでなければ、組織は社内政治に翻弄され、衰退していきます。

あくまでも企業や組織は、理念に沿って、シンプルに素晴らしい製品やサービスを提供すべきなのです。

アイブとジョブズは、コンピュータを事務機器とは考えずに日常生活の中に溶け込むデザインを採用すべきだと考えました。そこから生まれたのは、一九九八年に発売されたiMac G3で、カラフルなスケルトンのケースカバーを取り入れた斬新なデザインでした。

Last Updated on 2020年7月22日 by Editor

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