Appleが最も嫌うのは秩序なき世界、「混沌」とした世界であることは間違いありません。Appleの提供するiOSの世界は、Androidのように好き勝手になんでもできる世界ではあってはならないのです。
AppleのiOSエコシステムに足を踏み入れることは、イコール=安全安心を手に入れることであるかのごとくAppleは努力し続けています。iOSのファイル操作が自由にできないのは、安全性を確保するためであり、App Storeでポルノを販売させないのは安心を提供するためです。
しかし、お金が儲かるところにはいろいろな人が集まり、秩序ある世界を混沌とした世界に変えようとします。デベロッパーのAnton Sinelnikovは、App Storeを混沌とした世界に変えようとした一人です。(→inelnikovのアプリ)
目的は? もちろんお金儲けです。Sinelnikovはリリースするアプリにわざと有名なアプリと勘違いさせるような名称を付けています。
たとえば、「Temple Run」は「Temple Jump」、「Angry Birds]」は「Anfry Ninja Birds」、「Real Racing」は「Real Drag Racing」など紛らわしい名前です。
すでにこれらのアプリはApp Storeから削除されています。しかし、Sinelnikovが、すでにかなりのお金を儲けたことは間違いなさそうです。
iPhoneやiPadが売れれば売れるほど、いかがわしい人間が、いかがわしい方法でお金をかすめ取ろうとしてきます。Appleはそれに対抗していくはずですが、安全性を重視するあまり、システムが使いにくくならないことを祈りたいものです。
Last Updated on 2015年10月10日 by Editor
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