直感と論理をつなぐ思考法 ー 妄想が世界を変えるのか?それとも混乱させるのか?

さて、多くの企業や組織で働いているみんさんは、多くの妄想に取られ、さらに事実に基づかない多くの妄想に囚われた上司の下で、日々、砂をかむような無駄な仕事をしている人が多いのでは?

「根拠のない妄想」を手なずけ、強烈なインパクトを生み出す、知的創造の新技法とは? 「妄想→知覚→組替→表現」の4段階サイクルを回すだけで、プレゼン・意思決定・アイデア・説明…すべてがうまく回りだす!

世界を変える妄想と世界を変える妄想の違いは、アイデアとして、一枚のメモに箇条書きや図式化し、「妄想を具体化する技術」によって検証可能となっているのかということだ。

もしも、アイデア実行段階で検証不可能ならば、改良しようもなく、さらなる思いつきの連鎖となってしまう。それが世界を混乱に導くアイデアの妄想だ。

あのAppleでさえ、既存のテクノロジーを取り入れながら、試行錯誤を繰り返し、テクノロジーの再定義を行ってきた。
そこには、世界を変えるという妄想があったが、着実な議論と最終的なジョブズ氏の決断があった。Appleの妄想は、妄想と言うより鋭い感性と言ったほうがよいかもしれない。

本書の構成は以下の通りです。

第1章 「直感と論理」をめぐる世界の地図
・「カイゼンの民」に迫りくる自動化とVUCAの脅威
・デザイン思考の3つのシンプルな本質
・4つの思考サイクルの違い――ビジョン思考とは? …など
第2章 最も人間らしく考える
・人が「自分らしい思考」を喪失する4つの原因
・「余白づくり」がすべての起点になる
・「頭」で考えていては淘汰される。「手」で考えるには? …など
第3章 すべては「妄想」からはじまる
・根拠なき大風呂敷を嫌う「前年比至上主義」―イシューとビジョン
・「10%成長」よりも「10倍成長」を考える―ムーンショット
・「感情アウトプット」するモーニング・ジャーナリング
・創造の「テンション」を引き出す―魔法の問いかけ …など
第4章 世界を複雑なまま「知覚」せよ
・知覚力を磨くには?―頭を「タコツボ化」させない方法
・「手さぐり上手」が生き残る―センス・メイキング理論
・妄想を1枚の絵にする「ビジョン・スケッチ」
・モード切り替え力を高める「クラウドハント」の技法 …など
第5章 凡庸さを克服する「組替」の技法
・最初は「つまらない妄想」からはじめたほうがいい
・「箇条書き」はアイデアを固定してしまう
・「組替力」を飛躍的に高める「可動式メモ術」
・「アナロジー的な認知」を促す3つのチェックポイント …など
第6章 「表現」しなきゃ思考じゃない!
・イタレーション(反復)が「手で考える」のカギ
・早めの失敗は儲けもの―「鳥の目」と「虫の目」
・「手で考える」を邪魔するもの―表現の余白づくり1
・記憶力と創造性が高まる「ビジュアルメモ」 …など
終章 「妄想」が世界を変える?
・改めて問う、なぜ「自分モード」からはじめるのか?
・アーティストの成長に見る「妄想を具体化する技術」の磨き方
・妄想を「社会の文脈」から問い直してみる―真・善・美