様々な職場を経験してくると、職場独特の文化が存在していて、その大半が、昭和の経営者によって作られた息苦しい文化だということが分かる。
彼らが、社員をコントロールするために使うのは、ポストとお金だ。
だが、現代の若いビジネスパーソンは、ポストやお金以上に、職場での成長や居心地の良さを求めていることが多いことは、筆者が経験上感じていることだ。
もちろん、給料が安すぎるというのは論外だが、給料が高くてもモチベーションが上がらない職場が多い。その責任はトップ陣にあり、そのトップの下に位置する部長職、マネージャー職にある。
特に新型コロナによって、リモートで仕事をしたりすることが増えた結果、人々の価値観が変化している。リモートによって、逆に対人スキルの重要性、人との繋がりの重要性が見直されているのだ。
現代の若いビジネスパーソンは、PCスキルは高く、メールやSNSを使いこなしながら、仕事を行っているが、その多くがアナログ的な上司に不満を持っている。
デジタル世代の若者に対する仕事上での刺激の与え方を知らないので、デジタル世代の若者の仕事へのモチベーションが上がらないのだ。
デジタル世代は、いつも自分が上司の監視ではなく、関心を寄せてくれることに期待している。さらにメールでも電話でも良いので、的確な指導と助言を必要と氏チエル。さらに仕事ができるデジタル世代ほど、上司が自分を信頼して仕事を任せてくれることを期待している。
せっかく育てた社員が会社を去って行くことは、会社にとって大きな損失だ。育てるだけ育てて、外に逃げられたのではたまらない。
従って、マネージャーは、デジタル世代とのコミュニケーションによって、良好な人間関係、職場環境の向上を図っていかなければならない。
「代わりはいつでも、どこにでもいる」と思って社員を扱っている企業は、少子化によって、外部と内部から両方の圧力によって崩壊する。
外部とは、売上げで、内部とは人材の流出だ。
人材の流出を防ぐには、キッチリとしたキャリアプランを人事部が持っている必要がある。そこに比較的自由に選択できる研修を組み込んだり、3年周期で、社員に特別休暇を与えたりするとか、ソフトウェアとしての職場環境を整える必要がある。
まずは、経営者と人事部長が変わらなければ、会社は変わらない。
もしも変わることができないならば、超少子化時代には行き残れないだろう。
そのような企業にいる社員は、早く脱出した方が良い。
レイニーS
Last Updated on 2022年12月5日 by Editor
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