ZOZO前澤友作氏の矜持(きょうじ)

これまでの急成長から一転、停滞に陥っていたZOZO。そのの経営から、創業者の前澤友作氏が手を引くことになった。

急転直下の話しだった。前澤氏は、自らが経営から手を引くことを師と仰ぐ孫正義氏に相談し、孫氏のヤフーが買収することを提案し話がまとまった。

ヤフーは、ヤフーショッピングを強化することができ、ZOZOにとっては、経営安定化を図ることができるというWin-Winの買収だった。

これで前澤氏は、自分の持ち株36%のうち、30%を売却し、約2,300億円を手に入れる。半分を税金でもっていかれても約1,200億円が手元に残る。

これでロケットに乗るトレーニングとか、新規事業に取り組むという。
おそらく前澤氏の頭の中には、新規事業のラフデザインがあるに違いない。

前澤氏は、自分の経営スタイルが、そろそろ時代と離れてきたことに気がついたに違いない。感覚が鋭い経営者だけにそのあたりの勘は鋭い。

また、株式売却の理由の1つに自分が持っている美術品などを手放したくなかったことが挙げられている。

前澤氏は、今回、経営者としての役割を終了することによって、大きな挫折を味わった。しかし、安倍首相が、第2次安倍内閣では、第1次内閣の失敗経験を活かして安定した政権運営をしているように、前澤氏も今回の失敗経験を活かして、次の挑戦を行うはずだ。

負けたままでは終わらないのが前澤氏だ。