筆者も注目してた「デザイン思考」だが、イノベーションを起こすための方法や手段が、なぜ「デザイン思考」と呼ばれるのか、よく分かっていなかった。
その名称と内容は、アメリカのデザインコンサルティング会社・IDEO社が提唱したことから始まった。
もともとのIDEOの方法論は以下の通り。(via 東洋経済オンライン)
①人がどんな課題で困っていて、
②実際にどのように使うのかを観察し、
③アイデアを重視して解決策を生み出し、さらに
④解決策が本当に役立つかを確認する。
「デザイン思考」は、徹底した現場主義だ。オフィスの中だけ考えるのではなく、ユーザーの声を聞いて、問題点や不満を見つけることから始まる。
その後、自由な雰囲気の中で、発想を出し合う。
そこで肝心なのは、既存の考え方に囚われないことだ。
だから、議論のるルールが重要になり、前提条件を多く付けないことが肝要だ。
そういう意味は、議論のファシリテーターが重要になり、権威主義の上司などが加わることなど、論外だ。
今回紹介する「まんがでわかるデザイン思考」坂元勲 (著), 小田ビンチ (その他), 田村大 (監修)は、とても分かりやすい「デザイン思考」の入門編だ。以下がその概要。
「人間」に注目し、今までにない画期的なアイデアやイノベーションを生み出す「デザイン思考」。アメリカのデザインコンサルティング会社・IDEO社が提唱し、今では世界中の企業で導入されています。
本書では、潜在的ニーズを見つける「着想」、アイデアを創造・構築・検証する「発案」、市場に導入する「実現」の3つのプロセスを、わかりやすくシミュレーションコミック化しました。
カフェチェーン最悪の赤字店の店長を命じられた3年目社員・三島雄介が、デザイン思考に精通する大手企業会長・大西の教えを受けながら、店のイノベーション、立て直しに挑戦するストーリー。作中に登場する数々のノウハウや活用法、各章の解説記事を通じて、初心者にもデザイン思考が理解できる内容・構成になっています。
Last Updated on 2019年6月23日 by Editor
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