QualcommによるApple攻撃の武器は、すでに過去の遺産となった「Palm OS」の特許!

1990年代後半から2000年代の初頭に活躍したPDA(Personal Digital Assistant)といえば「Palm」です。

SONYも一時は、Palm社のPDA用のOS「Palm OS」のライセンス供与を受け、自ら「クリエ」というデバイスを発売していました。

「Palm」は、BlackberryやiPhoneの登場により人気が急激に低下し、「Palm OS」を元にスマートフォン用の「webOS」を開発し、スマートフォン市場に参入し「Palm Pre」などの端末をリリースしました。しかし、結局上手くいかず、2010年にHewlett-Packard(HP)に身売りすることになりました。

それによってHPもwebOSでスマートフォン市場に再参入しましたが、不振が続き2011年8月にwebOS端末事業のを打ち切りました。

そして、2014年にQualcomm(クアルコム)がHPが所有していた「Palm OS」や「webOS」のほか、ゲーム端末のメーカーの「iPAQ」などのモバイル関連技術に関する特許ポートフォリオを数多く買収しました。

Qualcommは、今年、ベースバンドチップの特許侵害でAppleを提訴して莫大な特許料を支払うように求めましたが、Appleはこれを拒否しました。

最近、AppleはQualcommに対して、モバイルチップの「Snapdragon」のいくつかの主要プロセッサーがAppleによって特許取得された技術を侵害していると主張する新たな訴訟を起こしました。

Qualcommは、今度、すでに過去の遺産となった「Palm OS」の特許を持ち出し、Appleが「Palm OS」の操作法を無断でコピーしたと述べています。 「クアルコムが所有しているこれらのPalmの発明はすべて、モバイルデバイスの機能とユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させており、ライセンスや許可なくApple製品に広く使用されている」とQualcommは主張しています。

以下の動画を見ると、実際にiPhone Xのジェスチャーが、「Palm OS」の後継である「webOS」の操作方法に非常に似ていることが分かります。

Qualcommは、ベースバンドモデムやモバイルチップのSnapdragonシリーズを開発・製造していますが、収入の多くを自社が保有する特許から得ています。

今回のAppleとの泥沼紛争がどうなるのか、行方はまったく五里霧中です。

(via BGR)

 

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