テザリング料金聴取は「電気通信事業法」違反ではないのか?

ドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手キャリアは、お互いに相手の料金を観ながら競争し、結局、テザリング料金の無料キャンペーン期間を2018年3月までに延長しています。(ドコモは、以前から2018年3月)

当ブログでも報じたように、ソフトバンクは、テザリングオプションを7月から1,000円を500円に引き下げるとのことですが、ギガモンスター向けのテザリングオプションの無料キャンペーンについては、2018年3月まで延長しました。

以前から、デザリングで別途料金を徴収するのはおかしいという議論がありますが、筆者もそう思っています。契約通信量をiPhoneで使おうが、iPhoneを経由してMac、PC、タブレットで使おうがユーザーの自由ではないでしょうか。

デザインリグのオプション料金は、比較的通信量の大きいPCやMacの利用者から別途お金を聴取して、キャリアの論理で帳尻を合わせようとしているだけではないのでしょうか。
ただ、今のところ、キャリアが競争して無料キャンペーンを展開しているのでユーザーは助かっています。

毎日新聞は、5月8日(月)付けで、テザリング追加料金は、「電気通信事業法」違反の可能性があるのではないかと以下のように報じている。

利用者は上限のあるデータ容量を契約しており、その使い道によって制限を受けるのは、公平性の観点でグレーゾーンといえる。通信事業者は、電気通信事業法で公平に通信を扱うことを義務づけられており、利用者に制限を課す際には合理的な理由が求められる。

果たして、テザリングに課金するのは、公平性の面でおかしいのではないかとの意見はもっともです。

そもそも、SIMフリー格安スマホは、テザリングオプションをするためには技術的なハードルと莫大な料金がかかるため、テザリングで別途料金を取ることはないとのことです。

ケータイWatchよると、2017年4月27日の決算発表の記者会見での質問について以下のように報じています。

27日の会見でもテザリングの値付けの考え方について問われると、NTTドコモの大松澤清博経営企画部長は、「ルーターなどがあるなかで、総合的に設定されている。今のスマホで快適に利用いただけるよう料金を考えている。いろんなご要望を受け止めながら、お客さま還元を含め適切に検討していきたい」とコメント。具体的な施策にまでは踏み込まなかったが、ユーザーからの声を踏まえて、何らかのアクションが期待されるところ。

結局、大手キャリアは矛盾を抱えています。モバイルルーターを販売しながら、ギガモンスターなどの大容量サービスを実施し、モバイルルーターの必要性を低くしています。筆者も、お金がもったいないので1,000円の追加料金を払ってギガモンスターに加入し、Pocket Wi-Fiの解約しました。

大手キャリアは、収益改善のため、テザリングオプションを有料にしたいはずですが、世間の風当たりが強いのと通信事業法の関係で、結局は無料を続けざるを得ないのではないでしょうか。
そう願っています。

(via 毎日新聞、ケータイWatch