Microsoftが、「Office for Mac」をアップデートし、すべてのユーザーがTouch Barを利用できるようになったと発表しています。
これまではベータテスターなど一部のユーザーのみへの公開でしたが、2月のアップデートで、正式に全ユーザーに対してサポートされるようになりました。
Word、PowerPoint、Excel、OutlookにおけるTouch Barの機能は以下の通りです。
Word
タッチ バーから、新たに追加されたエクスペリエンスの Word フォーカス モードに移行すると、画面上のリボンやコマンドがすべて非表示になり、作業に集中することができます。この画面ではタッチ バーから指先 1 つで関連の深い Word の機能を呼び出すことができるため非常に便利です。1 回タップするだけで見出しや段落に手軽に新しいスタイルを適用することができます。
PowerPoint
PowerPoint でタッチ バーからコマンドを実行すると、グラフィック要素を簡単に操作できます。[Reorder Objects] ボタンをタップするとスライド上のすべての階層のグラフィック要素のマップが表示されるため、簡単に適切なオブジェクトを見つけ出し自由に移動させることができます。また、タッチ バーを指でスライドすると、オブジェクトを自由に回転させることができます。
Excel
Excel のセルに等号を入力すると、直近に使用された関数がすぐにタッチ バーに表示されます。ここでタッチ バーをタップして関数を選択し、もう 1 度タップして名前が付けられた範囲を選択すると、スプレッドシートのその範囲の合計をすばやく計算することができます。また、タッチ バーからは境界やセルの色、おすすめグラフにも手軽にアクセスできるため、従来よりも簡単にデータを整理したり視覚化したりできます。
Outlook
最後に紹介する Outlook では、メールでの作業および予定表の管理で特に頻繁に使用しているコマンドにタッチ バーからすぐにアクセスできます。新規メールの作成時には、最近使用したドキュメントのリストがタッチ バーに表示されます。これらのファイルはタップするだけで簡単に添付ファイルまたはリンクとして追加できます。また、タッチ バーの [Today] ビューからは、予定表のその日のイベントを表示できるだけでなく、Skype for Business の会議に出席することもできます。
この 1 週間は非常に興味深い日々で、特にその中の 2 日間は私たち Office チームにとって特に充実したものでした。ご想像いただけるかと思いますが、これらのアイデアを実現するためには水面下でたいへんな努力がなされてきました。その成果が発表されたことは、チームにとって大きな喜びです。先日、Windows および Surface チームがインク エディター、インク リプレイ、デジタル ルーラー、セグメント イレーザー、3D モデルのサポート、Surface Studio および Surface Dial との統合を 発表しました (英語)。このことと今回の Apple イベントで発表されたタッチ バーとの統合が示しているように、マイクロソフトでは業界全体で進んでいるハードウェアやソフトウェアのイノベーションを活用することに全力で取り組んでいます。
(引用: Office Blogs)
Last Updated on 2017年7月11日 by Editor
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