新型コロナウィルス流行で、世界中で自動車や航空機の運航が減少し、空気が綺麗になっている。これは地球環境にとってとても良いことだ。すでに地球は、人類全体の活発な経済活動を受け入れるだけのキャパはない。
この新型コロナウィルス対策で分かったことは、私たちの世界が、必要のない需要を刺激したり不必要な人の移動を許容してきたばかりか、それを経済成長と呼んだことだ。
人間だから仕方がないと言ってしまえばそうだが、経済的な合理性よりも、接待とか、これまでの付き合いとかを重視してビジネスの契約をしてきたところがある。
しかし、コロナが長引けば人と人とのコミュニケーションは減り、人間関係よりも経済的な合理性が優先されるようになる。
興味深いのは、今回の新型コロナウィルス対策で成功したのは、ニュージーランドでアーダーン首相のリーダーシップによる。
アーダーン首相は、産休を取り、一般国民からのSNS投稿に気軽に応えるなど、あくまでも一般国民視線だ。
翻って日本はどうだろうか。安倍首相は官僚の作成した文章をそのまま記者会見で読み、国会での野党からの質問に対してもまともに応えないし、一般社会で期限のない仕事などないのだが、政府や各省庁には期限などという考え方はない。
安倍官邸には、一般の国民国民目線という考え方があるようには思えない。
要するにこの日本という国家では、その分野プロフェショナルが大臣になっているわけでもなく、ほとんどを官僚組織に頼っているというお粗末さだ。だから首相秘書官たちが判断を間違うと首相も判断を間違うことになる。
少なくとも国家のリーダーである首相は危機管理の能力に長けていなければ国家運営はできない。また、厚生労働大臣は保健医療に詳しくなければならない。(労働分野無理矢理、省庁の統合でくっつけたので別の省庁にするべきだ)
実は、今回の新型コロナウィルス対策で政府が出遅れているのは、昭和の時代から受け継いでいる、政治家の当選回数で大臣を決めるという悪しき伝統があるからだ。(それと2生議員が幅をきか伝統)
筆者は政治的には、是々非々だが、これまでの政策を見ていると明確なのは安倍首相に危機管理能力がないということは明らかだ。
また、加藤厚労省、西村経済再生担当大臣兼新型コロナ対策担当大臣も能力がない。
安倍首相、麻生大臣は、加藤大臣は2世だし、西村大臣は官僚出身だ。もう、そのような政治一族や官僚では手に負えない時代がやって来ている。
私たちは、そのような政治状況を認識しながら、自らの考え方を整理し、持続性が可能な生活に改める時代が来ている
Last Updated on 2020年5月16日 by Editor
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