未来のAI(人工知能)は恐ろしいのか? あのテスラのイーロン・マスクでさえ政府による規制の必要性を強調!

電気自動車のテスラと宇宙開発のスペースXのCEOであるイーロン・マスク(Elon Musk)氏が、7月15日(米時間)にロードアイランド州のナショナル・ガバナー協会サマー・ミーティングで知事たちの前で講演した際にAI(人工知能)の危険性について話しました。(via Recode

彼は、自由な発想を求める起業家であり、自動運転車の開発や火星への移住計画に本気で取り組んでます。そのような人物ですから、本来は政府の規制に反対する立場をとっています。

しかしマスク氏はAIは別だと考えています。彼は「これまでの規制の多くは悪いものでしたが、文明の存在を根本的に危険にさらすものではありませんでした。しかしAIは人間文明にとって大きなリスクだ」述べました。そして(AIで動く)「20年後には自動運転車を所有することが当然になっている」とも語りました。

マスク氏が恐れているのは、AIによって知能を与えられたロボットなどは、人びとを殺してしまう可能性があり、それがやって来る前に何らかの規制が必要だと考えています。

今やAIはチェス、囲碁、将棋の世界でも人間を負かすようになっています。今後AIを組み込まれたロボットは、どんどん進化し、自らでさらに進化したロボットを製造するSFのような世界がやって来るかもしれません。

倫理と言ったものを、人間が規制によって意図的にAIに組み込まなければ、非常に危険な状態になる可能性があります。

AIを開発する科学者は、原子爆弾やナパーム弾を開発してきた科学者のように新しいテクノロジーを開発する魅力に取り憑かれると倫理など、(すべての研究者ではありませんが)別の人が考えることだと判断し、研究開発に没頭しがちな性質を持っています。

火星移住計画で実際にAIを本格的に利用しようとしているイーロン・マスク氏だからこそ、感じているAIの危険性なのでしょう。

日本でも、まだそのような規制の議論が始まっていません。ロボット開発が盛んな日本ではロボットやAIのメリットばかりが説かれますが、そろそろ危険性についても議論されるべき時期が来ています。