バーバリーのCEOから、Appleのリテイル&オンラインストア担当副社長へと転身したAngela Ahrendts(アンジェラ・アーレンツ)氏、彼女がApple Storeなどの改革を進めています。
Ahrendts氏は、ジョブズ氏から始まったApple Storeのブランド化をさらに推し進めようとしているようです。
Appleのブランドは、昔から熱狂的なAppleファンに支えられてきた部分があります。しかし、Appleが、株価の時価総額で世界一の企業となると、既存のファンよりも投資家メインの市場を重視して行かざるを得なくなりました。
かつてのジョブズ氏は、自身のカリスマ性から、コアなファンを逃がさないと同時に新しいAppleファンを取り込むという芸当ができましたが、今の経営陣は、カリスマ性がない故に一般的な経営手法にたよらざるを得なくなっています。
それは、Samsungが5インチ以上のスマートフォンで成功すれば、Appleが同様の新機種を投入し市場を奪い、スマートウォッチの市場が活性化し始めれば、より完成された成因を投入し、一気に市場を奪うという作戦です。
Appleは、iPhoneの新しいタッチパネルやApp Storeで、革新をもららしましたが、残念なことにApple Watchでは、そうはいきませんでした。
おそらくApple TV(第4世代)でも、CarPlayでも同様に、Applerらしい、より良い製品を出すでしょうが、「革新」というまではいきません。
それがApple Storeの行列とどんな関係があるのでしょうか?
Appleは、行列を止める事によって、実は大切なことを失ったかもしれません。
Angela Ahrendts氏が、目指そうとしているものとは反対にスマートフォンやパソコンは、所詮コモディティ商品だということです。その中でどう勝ち抜くかです。Apple Storeの行列は、実は愛国心のようなもので、それをなくすることは、コアなファンの気持ちを冷めさせることです。
市場が成熟した今、一般大衆とコアなファンの両立、それをAppleがどうバランスを取るのかが見物です。
その困難な状況を乗り切るためには、Angela Ahrendts氏のようなブランド(バーバリー)を取り仕切ってきた人物だけでは、成し遂げられないでしょう。
なぜなら、ユーザーがApple製品に求めているのは、ブランドの格好良さだけでなく、それを使って、新しい世界を体験んすることなのです。それは決して無機質な世界ではありません。
Last Updated on 2015年12月29日 by Editor
関連記事をどうぞ!
※このサイトの記事には「噂」や「疑惑」など、不確定な情報が含まれています。ご了承ください。(管理人)
オリジナルですよ。(^^♪
素晴らしい記事です。
どこからか翻訳、抜粋でしょうか?