iOSは一体、誰のために作れているのか?ユーザーのため?Appleのため?

Bigbrother
「企業は誰のためにあるのでしょうか?」

この問いについては、多くの人が議論してきましたが、ユーザー、従業員、株主のトライアングルの中で、いずれに重きを置くかは価値観によって異なり、議論はかみ合いません。

日本の一般的な企業ならば、ユーザーと従業員のためと言い、アメリカなど自由主義的な傾向が強い国家では、ユーザーと株主のためと言うのかもしれません。

ちょっと、大上段に振りかざし過ぎ?の書き出しになりましたが、さて、もう少し焦点を絞って、AppleのiOSはどうでしょうか? 少なくとも現在のiOSを見る限り、ユーザーのために作られているとは言い難い一面があります。

それを強く感じさせたのは、数日前のるiOS版Google Chromeのリリースでした。このChromeには大きな制約があります。ご存じの方も多いと思いますが、Appleは、iOS上で動作する(レンダリングする)ブラウザは、必ずAppleの(Safariと同機能の)APIを利用しなければならないという制約があります。このため、Googleお得意の高速JavaScript処理を施すことができず、Chromeは、インターフェイス面での使いやすさやデスクトップ版Chromeとの同期などを追求するしかありませんでした。

しかし、そのような制約があっても、Chromeの人気はすごくて、すぐに人気ランキング(無料)のトップに躍り出ました。裏返せば、それだけユーザーがSafariに不満を持っているということではないでしょうか。

「Appleは本当にユーザーの方を見ているのでしょうか?」
現在、そんな疑問が高まりつつあります。Chromeの件に関しては、iMoreのRene Ritchieも不満を述べていますし、ネット上では解決して欲しい問題として多くの意見が述べられています。

今回、機能面で制約されたChromeがリリースされたことによって、今まで溜まっていたユーザーの不満が一気に吹き出すかもしれません。

なぜ、デフォルトのブラウザがSafariに固定されなければならないのでしょうか?
なぜ、標準メールアプリにSparrowが使えないのでしょうか?
なぜ、株価アプリは削除できないのでしょうか?

これらは大きな疑問です。

当然、Appleが、セキュリティに特別な配慮をしてきていることは理解していますが、今やそれは過剰で、ユーザー無視にさえ見えます。また、株価アプリが削除できないなど、理由が分からない制約もあります。

本当にiOSは誰のためにあるのでしょうか?
さらにその先にあるAppleは誰のためにあるのでしょうか?

Last Updated on 2017年6月27日 by M林檎

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