今回はBpnet(PC online)の記事「迫り来るパケット定額制の幕切れ」をご紹介します。
内容はdocomoのLTEサービスXi(クロッシィ)が従量制課金を導入するので、各社のデータ通信は定額制廃止の方へ進んでいくという話です。
『月間7GB以下に収まるユーザーにとっては、既存の3Gサービス「FOMA」のパケット料金体系と大差なく、実質的にはこれまで通りだ。一方、月間 7GBを超えると、2GBごとに2625円を支払うか、本来は下り最大37.5Mbps/上り最大12.5MbpsのXiが、下り/上りとも128kbpsと大幅に速度制限される。』
問題は動画などを閲覧しまくるユーザーがデータ通信を混雑させているので、それを抑えるために定額制を見直す動きが広がっているというのですが、本当にそうなるのでしょうか?
疑問です。
なぜなら大量消費ユーザーへのペナルティは「料金による方法(従量制)」と「帯域制限による方法」、「従量制と帯域制限の選択制による方法(docomoの場合は実際は選択制ですが、帯域制限が128kbpsと極端すぎるので、定額制廃止とされています)」があるからです。
docomoは現在、帯域制限でデータ通信速度のペナルティを課しています。おそらく料金の従量制が出てきたのは、帯域制限をしていては高速通信のLTEサービスの意味が無くなるからでしょう。でも、Xiでのdocomoの7GBを超える分の帯域制限は128kbpsとちょっと極端すぎます。もう少し緩やかな帯域制限であれば、多くのユーザーが受け入れるのではないでしょうか。
アメリカでもAT&Tが定額制を止めましたが、この度iPhone 4Sを発売したSprintは定額制をウリにしています。
SoftBankがdocomoにならって厳しい従量制を導入を決断するとは考えにくいですね。 SoftBankはどちらかというと、docomoが実質従量制に踏み切ったことを商機と考えて、定額制廃止よりも緩やかな帯域制限かもしくはdocomoより賢い選択制をを導入すると思いますが、どうでしょうか?
Last Updated on 2016年10月23日 by Editor
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