”we have several more extraordinary products in the pipeline for this year.”
2010年第2四半期(2010年1月~3月期)の中でジョブズが新製品の発表を明言しました。
iPodの発売以来Appleの製品は革新的な機能やデザインでIT業界をリードし続けていますが、ちょっと冷静に見てみると同じパターンで製品を発売しています。
もともとAppleはマッキントッシュというパーソナルコンピュータを夜に送り出して脚光を浴びた会社でした。でも1990年代に低迷し、追い出されたジョブズが返り咲いて立て直しを図りました。
業績回復に導いたのはiPodで、その次にiPhoneが大きく貢献しtました。今やスマートフォンの代名詞です。そして今度かiPodです。
これらの3製品の共通の特徴は、すでに市場に出まわっていた製品をもっとブラッシュアップし、新しいアイデアを加えた点にあります。デジタルオディオ・プレイヤーもスマートフォンもタブレトPCもAppleが最初に生み出した製品ではなく、他者が製品を出し、Appleがメジャーにしました。
Appleの業績を急激に恒常させたiPodは既存のデジタルオーディオプレイヤーのデザインを一新し、著作権保護機能を加えて、iTunesストアを作り楽曲の販売とセットで販売。その後大ヒットしたのは言うまでもありません。iPodが売れれば売れるほど、曲のダウンロードも増えて儲かる仕組みは新しいビジネスモデルとして斬新でした。
その次のiPhoneはスマートフォン市場に旋風を巻き起こしましたが、市場にはすでにBlackBerryやWindowsMobile系のスマートフォンがある程度の市場を築いていました。そこへ使い易いタッチパネルと洗練されたデザイン、iPod機能の搭載や後からインストールできる豊富なアプリなどで殴り込み、あっという間にスマートフォン市場の売れっ子となりました。
続くiPadもすでにタブレットPCというジャンルがあり、Appleは後発組でした。タブレットPCと言えばあのビル・ゲイツも以前に普及に力を入れましたが、まだ機が熟していなかったのか、それとも使い心地が今ひとつだったのか、大きく市場に受け入れられることはありませんでした。
こうやってみるとAppleはすでに市場に出回っている商品をブラッシュアップして、Apple流に加工するAppleizeが非常に得意なようです。その路線が続くとしたら、今年中に発表される新製品は何になるでしょうか?
私たちの身の回りでもっと便利にネットと癒合して欲しいもの?
もっとデザインがおしゃれになって欲しいもの?
そう考えてみると、まず思い浮かぶのがでテレビです。最近ではネットと融合したグーグルTVも発売されるようですから、Appleがこの分野に力を入れることは十分考えられます。今のAppleもApple TVを発売していますが、既存のテレビに外付けして使うので中途半端な存在になっています。これをブラッシュアップしてテレビの中に組み込んでスタイリシュなデザインの一体型として販売するのです。
最初からテレビに組み込まれていれば、iTunesストアからのビデオや音楽の購入は非常に便利になるでしょうし、特にデスクトップPCを利用しないエンドユーザーにっとって、仮にTVとiPhoneが連携できるならばかなり魅力的な商品になるでしょう。何よりも洗練されたデザインのTVを出すでしょうから独身で一人暮らしの人にはヒットするかもしれません。
もう一つの可能性はカーナビゲーションシステムです。アメリカ人にとっても日本人にとっても車は非常に重要な移動手段であり、移動時間を快適に過ごしたいとい思いは強いと思います。ジョブズ氏も音楽が好きだそうですから、車の中で音楽を快適に聞くことのできるもっと便利なシステムが欲しいと思っているかもしれません。
例えばオーディオシステムと一体となったカーナビで、iPhoneやiPod touchと接続できて。ライブラリーをコピーできるならば結構面白いような気がします。また3Gでネットにも接続可能で、地図上に広告を表示する代わりに回線料をその費用でまかなって無料にしてしまうというのも面白いですね。
・・・ということで発表まで、妄想は広がりまくりです。
Last Updated on 2015年6月28日 by Editor
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