【WWDC情報】iCloudは無料!(iTunes Matchは有料) Googleクラウドを利用しているAppleユーザーはiCloudへ鞍替えか!?

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ジョブズ氏自身が不完全で使いにくいと認めていMobileMeを刷新して、iCloudとして再スタートです。

その再スタートはジョブズ氏自身が発表するだけあって、強力な機能満載です。

特にインパクトがあったのが、予想を覆してすべてが無料だということです。(自分でCDからインポートした曲を iTunesで購入したのと同様にクラウド保管できる  iTunes Match は有料)

AppleがMobileMeの年間98ドルの使用料を手放し、iCloudを無料化したのは、クラウドの充実なしにこれからのデバイス販売=Appleの発展はありえないと考えたからでしょう。 少なくとも、これでGoogleクラウドからAppleユーザーを遠ざけることができそうです。

 

以下にEngadgetさんの速報を参考に機能を紹介します。(→Engadget)

◯アドレス帳がiOSデバイスとMacで共有できるようになります。アドレス帳を一括管理できるようになれば、通常のスケジュール管理が容易になるだけでなく、デバイスの買い替え時のデータ移行が便利になり、アドレス帳を誤って消してしまうリスクも避けられます。

◯カレンダーの同期は個人のデバイス間の同期だけでなく、他のユーザーとの同期も可能ですから、プライベートとビジネスの予定をオーバーラップさせながら、同時に使い分けることができます。

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◯メールは@me.comアカウントのメールをフリーで使えるようになります。今までGoogleのメールに頼っていたAppleフリークが、Apple純正のiCloudのメールに乗り換えることができます。

◯iCloudで購入アプリ一覧を見ることができるようになり、アプリは自動でアップデートされます。(アプリが更新される度にデバイスに自動ダウンロードされるのか、それともiCloud接続時に自動ダウンロードされるのかは不明。たぶん、設定で手動・自動は選べるようになるはず)

これでアプリ一覧を見て、必要ならばどのデバイスからでもダウンロードできるようになります。

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◯iBooksで購入した電子書籍やiTunesで購入した音楽もアプリと同様の扱いです。

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◯写真やビデオ、アプリのデータが自動バックアップされるので、デバイス故障などのトラブルがあっても安心ですね。(ただしWiFi環境限定です)

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◯Documents in the CloudではiWorkの文章、表計算、プレゼンのデータをiCloudに保存し、データを共有できるようになります。これでかなりiWorkユーザーが増えるかも?

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◯iCloud Strage APIはサードパーティに公開されるので、サードパーティによってドキュメント共有アプリが開発されるとのことです。

iCloud Strage によって、サードパーティ製のアプリが対応すれば、各デバイスにテータ用のストレージを持つ必要がなくなりますね。(一時的な保存用ストレージは必要ですが)

これらのドキュメント保存容量は5GBです。

◯撮影した写真のiCloud保存はちょっと複雑?

撮影した写真は、前述のようにiCloudに自動保存されます。例えばiPhoneで撮影した写真は、iCloudに一時的(30日間)保存され、他のデバイスにも同期されます。(1000枚まで)

iPhoneに保存しておきたい写真はiPhone内でアルバムを作れば、デバイス内に保存できます。(そうでなければ30日で消えるようです)

ただ、iCloudに同期しているPCやMacには無制限に(HDDやSDDの容量がある限り)写真を保存できるので安心ですね。

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◯iTunes in the Cloudによって一度、iTunesで購入した楽曲は各デバイスから再ダウンロード可能(共有可能)になります。ウレシイことに256kbps AACエンコードで、最大10台までダウンロード可能です。

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iTunes in the Cloudの容量はドキュメントや書籍とは別に5GBです。

 

◯ジョブズ氏お得意の「One more thing」はiTunes Matchというサービスでした。

これは以前から噂され、レーベルと著作権に関して交渉していた機能です。

具体的には個人のPCやMacに保存されているCDからリッピングされた楽曲を検索・インデックスし、 iTunesストアのカタログ1800万曲と照合します。照合が完了した楽曲は、iCloud上で共有可能になります。(AAC256kbps DRMフリー)

この機能は、さすがに有料で年間24.99ドルかかります。

以上のiCloudのリリースは秋になる予定です。期間に余裕があることから、サードパーティアプリがかなり出てくるものと予想されます。

 

<まとめ>

iCloudは無料部分と有料部分があり、Googleなどと同様のクラウド機能は無料で、楽曲をマッチングして提供するサービスは有料です。

ジョブズ氏が目指しているのは、クラウド利用によってユーザーは各デバイスのストレージを気にすること無く利用できる環境づくり(クラウドとOSとのシームレスな結合)なので、iCloudによってかなりの部分が実現されそうです。

ただ、一度、iOSデバイスとiCloudをセットで利用し始めると、Appleの提供する環境=Appleエコシステムから抜け出せなくなるので(将来的にAppleデバイスを買い続けることになる可能性大なので)、これを「よし」とするかどうかは個人の判断ですね。

 

Last Updated on 2016年11月12日 by Editor

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