貧しくなり続ける日本で生きていくためには必要なのは「ビジネス人間力」

日本のGDPは、ここ30年でわずかしか伸びていないし、それに連動するように個人収入も全く伸びていない。
悪いことに実質的な収入は、社会保険料の値上げ、消費税の税率アップ、介護保険料のねあげなどによって、ますます減少している。

このような状況の中で、国は内需を拡大し、インフレ率を2パーセントに持っていくとして、是おr金利政策を続けてきたが、何の効果もなかった。すでに主要産業の工場は、海外に移転し、技術革新を行う人材も高給で処遇される中国や韓国へ引き抜かれていった。

このような状況を解消するために、いくら一個人が度量してもっどうにもならないから、国民一人一人は、(一部の金持ちを除いて)無駄なものを買わないとか、より安い所品を選んで買うとかの生活防衛に入っていく。これでいよいよ内需はシュリンクしていく。

日本の問題は、いまだに国土強靭化計画といって、自然の猛威に公共事業で対抗しようとしていることだ。本気で津波を防ぐために高い防潮堤や防波堤を全国に整備することなどできないことおはわかっている。しかし、政府が地方の支持を得るには、公共事業をばらまくことが最も手っ取り早いし、最近は災害が多いので公共事業でお金を地方に配ることになる。

しかし、世界的に見ても先進国の中で公共事業に投入する予算比率は日本が多い。投資自体が、後々に波効果が高い分野ではなく、旧態依然とした公共事業が多いのは、それでけ政治家も自治体の首長も古い体質を引き鈴っていることの反映であろう。

世界は、日本だけで動いているわけではなく、日本の国際的影響力は経済力の国際競争力低下にあいまって、激流に巻き込まれることになる。これまで日本の主張に従ってきた東名アジア各国も経済力のない日本を相手にしなくなってくる。日本を取り巻く環境が大きく変化するのだ。

もともと日本は、内部から変化できず、外圧によってしか変化できないところがある。これは江戸時代末期のペリー来航から根本的に変わっていない。
いずれ日本は、貧しくなり、世界から軽んじて見られることに耐えかねて、改革を断行することになるだろう。それまで私たち一般市民は、細々と生き抜くしかないし、激動の時代を生き抜くだけの実力を身につけておかなければなない。それは営業力であり、企画力であり、語学力でもある。

しかし、それよりももっと大切なものがある。

それは、「人間力」、多様な価値観を受け入れることができる器の大きさである。

職場でも、少々のことには動じず、責任の範囲を決めて、部下に権限移譲する懐の深さこそ時代を生き抜く大切な能力だ。
そのことが部下からの信頼につながり、部下への信頼となる。それは人間の器の大きな要素である。

日本電産の現在のCEOは、孤軍奮闘し今の大企業に育て上げてきた功績は大きいが、50間円程度の決裁でも、自分で目を通すという徹底ぶりで、マイクロマネジメントにこだわり続けている。それはそれで、組織のレベルは、細部に宿るので悪いとはい合わないが、企業規模が大きくなり、自らも高齢になってくると、後継者を育成しなければならない。

しかし、ユニクロの柳井社長も日本電産の永守CEOも後継者の育成に失敗している。なぜ、後継者が育たないかというと、基本理念が、細部までしみとおっていないからだ。
このことは他山の石ではない。

私たちも、長きにわったって企業社会で用いられ、また、生き抜いていくには、ビジネス人間力というべき力必要だ。自己の成長こそが、最大の生き残り策だ。上司にゴマを吸っても、いくらゴマすりが上手でも、いざという時に部下や同僚は、助けてくれないし、いざ、企業という時についてきてくれる人は誰もいなくなってしまう。

これでは、生き残りどころか、残念な人生に終わってしまう。

M林檎

諸葛孔明 人間力を伸ばす7つの教え 単行本 – 2005/12/21
姚磊 (著), 金光国 (翻訳), 李夢軍 (翻訳), 高崎 由理 (翻訳)

人間力のある人はなぜ陰徳を積むのか 単行本 – 2021/9/9
三枝理枝子 (著), モラロジー道徳教育財団 (編集)

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Last Updated on 2022年8月2日 by Editor

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