今回の新型コロナ対策で大きな足かせになったのが、アナログペーパーで仕事をしてきた日本の仕事の仕方だった。もちろん、どの職場でもパソコンが入っているが、公的機関などでは、いまだにペーパー重視のアナログ仕事が優先している。
だから、新型コロナウィルス対策では、台湾や韓国の後塵を拝してしまった。
日本経済新聞電子版が、新型コロナウィルス対策の遅れについて、日本の行政システムを以下のように述べている。
強い権限をもった行政システムが20世紀の日本の成長を支えたが、その成功体験が21世紀モデルへの転換を阻んだ。オンラインによる診療や教育に出遅れたのも、20世紀型の行政から抜けきれなかったからだ。その足元を新型ウイルスに突かれた。このまま出口への戦略が見えないままでは、経済が活力を取り戻すのも難しくなる。
まさにそうだ。世界2位の経済大国と言われ、うぬぼれ続けてきたのだ。だから、この20年間保どんど経済成長していないし、平均賃金は下がっているのに政府、行政、国民のいずれもが無関心だった。
今や日本の行政システムやIT化の遅れは韓国からも馬鹿にされている。
韓国の中央日報も電子版で、日本経済新聞の記事を取り上げ、日本の遅れを指摘している。
行政をはじめとする社会各部門のアナログ式風土がコロナとの戦いで日本の困難を陥れている。
現在、テレビを見るとコロナコロナだが、国の対応は論理的ではなく(データに基づいて論理的には説明しきれていない)、iTを活用した対策なども目にすることがない。いまだに対策や議論は、アナログにしか見えない。
今や日本が先進国ではないことが明らかになりつつある。
Last Updated on 2020年5月16日 by Editor
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