広告・マーケティング企業などユーザーのウェブ上での行動を追跡する企業が、iOS 11とmacOS Sierra搭載のSafariでのデフォルトでのクラスサイトトラッキング防止設定を批判しています。初期設定でのトラッキング禁止は、これまでなくAppleによる初めての取り組みとなります。
Appleは、ユーザーのプライバシー保護のため、iOS 11とmacOS SierraのSafariにおいて、広告・マーケティング企業などが使用しているクッキーによるクロスサイトトラッキングを停止する設定を導入しました。
これはユーザーの好みを追跡してデータを収集をビジネスとして活用している企業にとっては死活問題です。
Appleを批判する企業グループは、Appleへの公開書簡において「Appleの一方的な取り組みは消費者の選択にとって悪いものであり、消費者が好む広告のサポートやオンラインコンテンツやサービスは、消費者にとってメリットがあるものだ」と主張しています。また、 「このような方法でクッキーをブロックすることは、ブランドとその顧客との間の垣根を高くし、広告をより一般的でタイムリーでないものとする」として批判してます。
もちろんユーザーは、Safariの設定を変更して、トラッキングを有効にすることができますが、あえてそのような行動をとるユーザーは、ほとんどいないと予想されます。
近年のAppleは、ユーザーのプライバシー保護を非常に重視しており、通信やクラウドの暗号化、捜査機関へのロック解除システム開示の非協力など、ある意味徹底しています。
(via MacRumors)
Last Updated on 2017年9月16日 by Editor
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