AppleのiPhone 8は、Samsungのデザインレベルを超えることができるのか?

The Wall Street Journalが、AppleとSamsungのスマートフォンのデザインを比べてみるとSamsungのデザインの方がAppleを上回り始めているとレポートしています。

AppleとSamsungの両方で働いたことのあるヒュー・ダーバリー(Hugh Dubberly)氏が、Samsungのデザインもそれほど良くなっていないが、それ以上にAppleはスティーブ・ジョブズ氏の死後に変わってしまい、イノベーションが止まってしまったと述べていました。

同氏はAppleのクリエイティブディレクターであり、Samsungのグローバルデザインアドバイザリーボードの元メンバーであるため、AppleとSamsungの両方の製品や企業文化に精通しています。

AppleとSamsungのコンサルティング業務を担当しているプロダクトデザイン・リサーチ企業のマウロニューメディア(MauroNewMedia)社のチャールズ・L・マウロ社長によると、以前の調査では、スマートフォンのデザインによって購入を決める消費者は7%でしたが、最近の調査では約半分の消費者がデザインでスマートフォンの購入を決めていると述べています。

Appleの現行モデルのiPhone 7は、SamsungのGalaxy S8がGalaxy Note 7のバッテリー発火問題でイメージがあまり良くなく救われましたが、デザイン的にはわずかですがSamsungの方が先を行っています。

以前は、SamsungがiPhoneのデザインを真似ているとしてAppleが裁判を起こしたこともあるだけに、ジョブズ氏亡き後のiPhoneのデザインについては革新性を失っていることは確かでしょう。

ジョブズ氏は、死後に発売されたiPhone 5まではデザインに関わっていたと言われており、ほぼデザインに関わっていないiPhone 6からデザインが酷くなってきました。ジョブズ氏ならばあの醜いアンテナラインを認めることは絶対になかったでしょう。

スマートフォン市場においてデザインの重要性が増している中、この秋には注目のiPhone 8が発売されます。Appleは物理的なホームボタンをなくし、Touch IDをディスプレイ内に埋め込むなど、大幅なフォームファクタの変更を予定しているとみられています。

Benjamin Geskin氏のリークでは、iPhone 8は比較的美しいデザインですが感動するほどではありません。筆者が以前から指摘しているようにiOSのアイコンを並べたホーム画面のデザインが陳腐化し始めています。

Appleがスマートフォンで再びイノベーションを起こすためには、ハードウェアだけでなく、基本ソフトウェアである「iOS」のデザイン見直しも欠かせないでしょう。

(参考:MacRumors