Business Insiderによると、Appleがアメリカ証券取引委員会に提出した10-K年次報告書の財務資料において、広告費の項目がなくなっていたため様々な憶測を呼んでいます。
Appleは、これまで財務資料の中で広告費を公開してきましたが、Wells Fargoのアナリストによると、今回の報告書の中では販売・一般管理費の中に含めて公開し、広告費自体がいくらなのかは分からなくなっているとのことです。
Appleは広告費について、昨年に50%増えて過去最高の18億ドル(約2,035億円)と報告していました。今年は、それよりも減っているとのことですが、具体的な数値は非公開となりました。
公開された販売・一般管理費の総額は、前年同期を下回っていますが、売上高に対する比率は、1%増えて7%となっています。Wells Fargoのアナリストは、Appleの今年の営業利益率は2009年以降で最低だと指摘しています。
広告費の非公開は、今後Appleが積極的に広告を行わなければ、売上げを維持できないことについて、なるべく知られたくないというAppleの心理が働いている可能性があります。
特に来年(2017年)は、iPhone発売10周年の歳です。そこでAppleは大きくモデルチェンジしたiPhone 8をリリースし積極的な広報を展開して売上を伸ばそうとするはずです。そこで目立つ広告費を前もって今年から隠したのでしょうが、逆に注目を集める結果になりそうです。
(via 9 to 5 Mac)
Last Updated on 2017年10月1日 by Editor
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