WWDC2012の基調講演で発表されたApple独自のマップについては、様々な評価があることは承知しながらも、(限られた情報の中で判断すると)個人的には評価できないというのが率直な感想です。
それはどういうことかと言うと、今までリーク写真やWWDCの発表でのマップ画面を見ると、情報量が少なすぎるように見えます。
都市部の3Dマップは、力を入れているためか、それなりのものですが、日本国内の都市部がどれだけサポートされるかというと、当分の間は東京などの大都市圏だけになる可能性が大で不安が残ります。
シンプルな基本地図は、(日本ほど交通網が複雑でなはない)アメリカならそれでいいかもしれませんが、日本人は詳細な地図に慣れてしまっているので、フリーのOpenStreetMapをベースにした地図などでは不満でしょう。(はっきり言って、Appleが使用しているとされるOpenStreetMapはGoolgeマップやMapionなどに比べるとショボイです。)
このまま、マップデータを充実させないでiOS 6をリリースしてしまうと(海外では良くても)日本国内では「Appleのマップアプリは使いものにならない」と大ブーイング大会となり、仕方ないのでGoogleマップを使った別アプリをインストールして使うハメなるかもしれません。
Appleにお願いしたいことは、日本の市場を甘く見ないで、マップデータを国内地図メーカーから購入するなど、3Dやナビよりも基本的なマップを充実させることに力を注いで欲しいものです。そうしないとiPhoneの評判が落ちてしまいそうです。
Last Updated on 2015年5月21日 by Editor
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