iPadはHID(Human Interface Device Profile)をサポートしたおかげでBluetoothキーボードが使用できるようになりました。これはiPhoneでHIDを望んでいた人達にとっては、例えiPadであっても朗報でした。しかし、iPadのBluetoothサポートは、まだまだ不十分です。下表の1にある通り、ヘッドフォンで音楽を聞く場合にヘッド不フォン側で音楽の送りや巻き戻しができません。これは結構痛い機能不全です。
デバイス |
Hands-Free |
Phone Book |
Advanced Audio |
Audio/Video Remote |
Personal Area |
|
iPhone 3GS |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
|
iPhone 3G |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
|
旧 iPhone |
◯ |
◯ |
– |
– |
– |
|
iPad |
– |
– |
◯ |
◯ |
◯2 |
|
iPod touch (2nd generation) |
– |
– |
◯ |
◯ |
◯2 |
– |
|
ただPAN(Personal Area Network Profile )に対応しているのでアツーピア接続によってiPhone同士やiPhoneとiPadで相互通信をすることができます。
そこで面白いソフトがあります・
Mover+(230円)はiPhoneで写真を撮影し、そのままiPadにファイル送信できるアプリです。WiFi環境ではWiFiで送受信し、WiFiがないところではBluetoothを選択して送信します。メールで写真を送信するよりも簡単に送信できます。ただしBluetoothの場合はWiFiに比較して通信速度が遅いので大きな画像ファイルを送信するには時間がかかります。従って次期iPhoneではカメラが500万画素と言われていますから、どのくらいで送信出来るのか気になるところです。
Mover+の操作はいたって簡単で、下部の無線のマークのアイコンでネットワークを選択して、+ボタンで写真を撮影するか、既存の写真を送信するかを選択します。仮に撮影だとするとカメラが起動します。
その後撮影した写真はトップ画面にサムネイル表示されますので、それをタップして接続先の方へドラッグして持っていくだけです。
Appleがもっと真剣にBluetoothをサポートしてくれれば、iPadやiPhoneライフがもっと楽しくなるでしょう。
Last Updated on 2016年10月28日 by Editor
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