第1回 クラウド?

 

Cloud3

 

1.
What’s
クラウド?

「クラウドって?」何だろうという人も多いかもしれません、名付け親はGoogleのエリック・シュミット氏のようです。ウィキペディアによると『「クラウド」(雲)は、ネットワーク(通常はインターネット)を表す。従来より「コンピュータシステムのイメージ図」ではネットワークを雲の図で表す場合が多く、それが由来と言われている。』となっています。

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クラウドのイメージ「Wikipediaより」

今では「クラウド」とはネットワーク上で提供されているアプリやストレージサービス(データの保存領域の提供)など、ビジネスや生活に役立つ機能のことを指しています。

ブロードバンド環境の普及、ネットPCなどモバイルPCの低価格化、スマートフォンの普及など、ネットワークを使ったビジネス環境が急速に整ってきたきたことが背景にあります。

日頃から忙しいビジネスマンにとって、ネット環境とPCやスマートフォンさえあれば、メールの送受信やデータの閲覧や保存、備忘録やToDoリストなど一元化されたものをどこからでもアクセスできるのは大きなメリットです。これらを多くが無料で提供されていますから、気軽にアクセスしてそれぞれのビジネススタイルにあった使い方を編み出して活用することが、ビジネスマンの仕事力アップにつながります。

 

2.
クラウドは有料?

クラウド・コンピューティングにおけるサービスの提供については、①フリー(無料)で利用できるサイト、②原則無料で高機能版は有料、③すべて有料という三つのタイプがあります。今、クラウドが注目されている理由の一つが、多くの機能が無料で提供されたり、有料でも低価格であることです。

ここでは簡単にどのようなアプリがあるのかを簡単に紹介し、各アプリの詳細は第2回以降の特集で説明します。


番号

サービス名

有料・無料

Google
Apps
Gmail・ドキュメントなど)

Windows
Live(Live
メール・ストレージ)

Office2010の発売に合わせて無料のウェブ版が公開されます。

他にマインドマップ作成、図形描画など

無料

Evernote(記録)

Dropbox(ストレージ)など

無料

(高機能版は有料)

セールスフォースなど(ビジネス向け顧客管理など)

Google
Apps
(①の企業版)

有料

Googleが有名です。Gmailのメールシステム、ワープロ、表計算などのGoogleドキュメントはマイクロソフトのOfficeがなくても簡単な文章や表計算な作成や編集ができますし、グループで共有もできます。Googleは個人で利用する限り無料です。(企業の場合は一人当たりの6000円の年間費用が発生しますが、独自開発に比べれば圧倒的に低コストで導入できます

またGoogle意外ではマイクロソフトが提供しているWindows
Live
があり、近日中の無料のドキュメント編集アプリが公開される予定です。

他にもマインドマップ作成ソフトや図形描画ソフトなどクラウドを使った無料サービスが次々に公開されています。

は有名なところではEvernoteDropboxなどがあります。Evernoteはウェブ上のスクラップブックのような備忘録機能を持っています。あらかじめブラウザに組み込んでおくと、ボタン一つでウェブ上のサイトをそのままネットワーク上に保存できます。他にもテキストデータや音声データを保存できますから、何かアイデアが浮かんだときにiPhoneiPadのモバイル機器で記録しておくには非常に便利です。ただ無料版では扱えるファイル形式に制限があったり、一ヶ月あたりのデータに制限があります。無料版は40Mバイトとちょっと少なめですから、それ以上を望む方は高機能の有料版に移行することになります。

Dropboxはネットワーク上のデータ・ストレージです。簡単に言えば、ネットワーク上にあるUSBメモリのようなものです。記憶領域がネットワーク上にあるため、ネット環境があればどこからでも保存したデータを利用出来るのが強みです。今までのようにメモリを持ち歩く必要がなくなりますし、グループでデータを共有することもできますからファイルのやりとりがとても簡単になります。

無料版でも2ギガの容量がありますから、個人的な利用には十分ではないかと思います。

は完全な有料バージョンでセールスフォースなどが企業向けに開発した顧客管理、販売支援などのソフトウェアなどです。自社で個別に導入するようりも遥かに安いコストで運用出来るため、中小企業にとっては大きなメリットがあります。企業のメイン業務への導入ですから、今回の特集では取り上げません。

クラウド普及の背景にはブロードバンドが普及したことやデータストレージの低価格化があります。これによって低コストでサーバーが設置できるようになり、デジタル・データによるソフトウェアなどクラウド関連商品が無料で提供できる環境が整いました。この分野は日進月歩の世界でありビジネスチャンスを狙って多くの企業が参画していますから、常に新しいアイデアが生まれています。

多くの企業が無料で不特定多数のユーザーにソフトを提供し、多くのユーザーに使ってもらうことによって、広告やプレミアム機能を望む有料ユーザーからの収入を得ようとしています。従って各企業とも無料版のユーザーを増やそうとサービスの充実に力を注いでいます。エンドユーザーにとっては、財布の中身を気にすることなく、無料で堂々とサービスを利用できるのはありがたい限りです。

これらの新しいビジネスモデルの登場はソフトウェア業界だけでなく、仕事の仕方さえ変える可能性を持っています。

Topics マイクロソフトOfficeもクラウドに進出

前述したようにこれらのクラウドを使いこなすことが、ビジネスマンの必須となってきました。今までは職場のPCあらかじめインストールされたマイクロソフトのOfficeのワードで文章を作成し、エクセルで分析資料を作成し、Outlookメールの送受信を行っていました。しかし、Googleの進出によりマイクロソフトもOfficeの次期バージョンにおいてクラウドを導入することになりました。

クラウド・バージョンは、Googleへの対抗として無料版として公開される予定です。

以下はマイクロソフトのホームページからの引用です。

Topic
[Office Web Apps
の概要]

どこからでも作業

Office
Web Apps
があれば、ほぼどこにいてもドキュメントにアクセスできる自由が手に入ります。インターネット接続さえあれば、SkyDrive
上のドキュメントに簡単にアクセスし、まるで手元の
PC
やスマートフォンにあるのと同様にオンラインで編集、共有、保存できます。Office
2010
から、ドキュメントを直接
SkyDrive
上に保存できるようになりました。

仲間と共同作業

Office
Web Apps
を使用すれば、ブラウザーを使用して同じドキュメントを簡単に共有して共同作業でき、Microsoft
Excel
を使用する場合はリアルタイムに同時編集もできます。

Office
を持ち運ぶ

Office
Web Apps
は、Microsoft
Word
ExcelMicrosoft
PowerPoint
Microsoft
OneNote
の機能をブラウザーから使用できるようにしたものです。使い慣れた
Office
の操作性を活かしながら、Office
Web Apps
を使用してドキュメントを編集したり、新しいドキュメントを作成したりできます。

4.
クラウドを使いこなすことが戦力アップに

クラウドがメジャーな存在になってきたのは、その機能がとても便利で使い易い上に無料または低価格で提供されていることですが。同時に情報が反乱する社会の中でビジネスマンが情報を整理したり、他者と共有したりする必要性に迫られてきたからす。

ビジネスマンにとって机の上にあふれる書類は非生産的で、組織での評価をさげることにもなります。従ってデータを整理し、電子化して整理することにより、必要な情報にすぐにアクセスできるようになり、生産性の向上にもつながります。

 

 

Last Updated on 2017年5月4日 by M林檎