Apple、「Final Cut Pro」をバージョン 10.3.2にアップデート!オーディオファイルのカスタムフォルダをサウンド・エフェクト・ブラウザに追加ほか

Appleが、「Final Cut Pro」をバージョン 10.3.2にアップデートしています。新機能等は以下の通りです。オーディオファイルのカスタムフォルダをサウンド・エフェクト・ブラウザに追加可能になるなど多数の機能が追加されています。

[バージョン 10.3.2 の新機能]
• オーディオファイルのカスタムフォルダをサウンド・エフェクト・ブラウザに追加できます
• オーディオのみのクリップでリップル削除を使っても、選択範囲が無効にならなくなります
• 再起動後もオーディオメーターのカスタム幅が保持されます
• 非常に長いプロジェクトの編集時のレスポンスが改善されます
• H.264ファイル書き出し時およびフレームレート変更時のパフォーマンスが改善されます
• Compressorを使ってProRes 4444ファイルを透明度付きで書き出すときに、正しいアルファチャンネルが作成されます
• 複数行タイトルの行間に対する調整が最初の行のみに適用される問題が解決されます
• ロールが混在する第2のストーリーラインがタイムライン内で重なる問題が解決されます
• Apple USB SuperDrive経由でFinal Cut ProプロジェクトからDVDを作成できない問題が解決されます

バージョン10.3で導入された機能
新しいインターフェイス
• 新しいダークインターフェイスでビデオに集中
• 整理やカラーグレーディングなどの作業ごとにウインドウレイアウトをカスタムワークスペースとして保存
• セカンドディスプレイでタイムラインの全画面表示/非表示を切り替え
• インスペクタを画面いっぱいの高さで表示

マグネティックタイムライン2
• クリップをロール(ダイアログ、ミュージック、エフェクト)ごとに色分けして、プロジェクト全体を一目で把握
• ロールの作成、割り当て、色の設定により、オーディオクリップとビデオクリップのタイプを簡単に識別
• 改良されたタイムラインインデックスでオーディオロールをドラッグ&ドロップしてタイムラインのレイアウトを変更
• タイムラインインデックスの“焦点”ボタンを使って、特定のオーディオロールだけを表示し、ほかのクリップを非表示
• タイムラインインデックスの“オーディオレーンを表示”ボタンを使って、タイムラインでクリップをオーディオロール別に表示
• 複合クリップ内のロール全体にオーディオエフェクトや音量変更キーフレームを追加
• iXMLサポートにより、オーディオ・フィールド・レコーダーで設定されたメタデータに基づいてロールを自動的に作成および割り当て
• Final Cut Proライブラリごとに独自のロールセットを作成および管理

色域の拡大
• 対応しているMacや外部ディスプレイでイメージを広色域で表示
• 標準のRec. 601およびRec. 709またはWide Rec. 2020の色空間でビデオを読み込み、編集、配信
• ライブラリとプロジェクトの両方で色空間を設定
• ARRI、Blackmagic Design、Canon、Panasonic、およびSony社製カメラのLog素材や、RED RAW素材を、広い色域を維持しながらリアルタイムで操作
• ビューアのレンジチェックオーバーレイを使って、標準のRGB範囲を超えている領域を強調表示
• ビデオスコープで広色域をリアルタイムで表示

MacBook ProでTouch Barをサポート
• タップして、音量コントロール、フェードイン/フェードアウト、メディアの読み込みなどの基本機能を実行
• “クリップ接続を上書き”、“トリム開始”、および“トリム終了”などの詳細編集コマンドに簡単にアクセス
• タイムライン概要でプロジェクト全体を一目で確認、タッチで移動可能

ビデオ形式のサポート拡大
• MXFでラッピングされたApple ProResを使って、放送配信に適した柔軟性の高い形式で書き出し
• MXFマスターファイルの書き出しで、オーディオロールを使って業界標準のチャンネルレイアウトを構成
• Canon Log2/Cinema GamutとPanasonic V-Logをサポート
• Sony PXW-FS7およびPXW-X70カメラのSony XAVC-L 4Kをサポート
• Panasonic AVC-Intra LTの再生をサポート
• AVC-Intraファイルを書き出し

追加機能
• フロートランジションによってジャンプカットをシームレスに結合し、インタビュー撮影での考える間や言い直し部分などを除去
• “エフェクトを削除”コマンドと“パラメータを削除”コマンドを使って、クリップから特定のエフェクトを削除
• SMB 3ネットワークサポートにより、ネットワーク接続ストレージデバイス上のライブラリにアクセス
• タイムコードエフェクトを使って、ビューアと書き出しファイルでクリップ名とソースクリップのタイムコードを表示
• タイムコードをコピー&ペーストして、テキスト書類への数値入力を効率化
• カスタムMotionプロジェクトを個々のFinal Cut Proライブラリに統合
• ブラウザのオプションでクリップを連続再生
• ブラウザとタイムラインでカスタムメタデータを検索
• タイムラインインデックスでオーディション、複合クリップ、マルチカムクリップ、同期クリップを検索
• アンカー付きの隣接クリップでトリムをロール編集
• メディアブラウザとコンテンツブラウザが大きくなり、フォトライブラリ、サウンドエフェクト、ミュージック、タイトル、ジェネレータの表示領域が拡大
• ミュージックとサウンドエフェクトのブラウザで、オーディオファイルをスキミングして範囲選択
• Mini DisplayPortまたはHDMIケーブルを使って、外部ディスプレイに標準解像度で直接AV出力します。
• XML 1.6により、マグネティックタイムライン2でのロールベースのオーディオコンポーネントをサポート
• XMLサポートの拡大により、プロジェクトとクリップを既存のイベントに読み込み
• サポートされるアプリケーションにクリップ、プロジェクト、イベントをXML形式でドラッグ&ドロップ

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Last Updated on 2017年1月21日 by Editor

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