[せんべろコラム]首相は、マクロ政策の立案が苦手? だからミクロ政策に固執する?

菅首相がこれまでに明らかにした政策には、不思議なことに経済をどのように浮揚させるのか、社会保障をどうするのか、少子高齢化をどうするのかといったマクロ政策の話しは全くない。

その代わり、ミクロ政策が大好きだ。デジタル庁の創設、縦割り行政の改革、携帯料金の値下げ、不妊治療への補助増額といった個別政策を明らかにしている。

おそらく菅さんは、国家をどのような方向へ持っていきたいのかとった理念的な部分についての話し苦手なのだ。

だから、疑ってしまうのは、菅首相には、一国のリーダとしての教養に欠けているのではないか?
セ化の政治や文化がどのように動いてきたのかといったことを全く知らないのではないか?
いや、日本のリーダとして、そうあって欲しくはない。

奇異になるのは菅首相は、元総務相で小泉改革の旗手だった竹中平蔵が大好きだ。竹中平蔵は、今や時代遅れとなりつつある新自由主義の権化だ。金持ちは、より金持ちになることを容認し、貧富の差は、自己責任だと考える人物だ。

菅首相は、カジノ誘致、インバウンド促進、移民政策の促進等の政策を感墓長官時代に推進してきた。竹中平蔵の考え方に非常に近い。

苦労人だから、庶民の気持ちが分かるというのが、今の世論だが、それは大きな間違いだ。
多くの苦労人は、歪んだコンプレックスを持っていることが多い。

だから、一部の学者は文化人に傾倒してしまう。

日本のトップ、菅首相には、そうでないことを望みたい。

by レイニー鈴木

 

Last Updated on 2020年9月27日 by Editor

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