ファクトフルネスとは?
データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣なのだとか。
確かにこのような本が出版されるのは、世の中で影響力を持つ人たちの多くが、思い込みによって決断をしているからだろう。
ワンマンの経営者は、自分の考えこそが正しいと思っている。本人は、自覚していなくても、確かに周りからはそう見える。
独善的で、自らは社員の為に働いていると言うが、どう見ても自分の富、権力、名誉の為に働いているとしか思えない。
なぜ、そうなってしまうのか。
ハンス・ロスリング (著)、オーラ・ロスリング (著)、アンナ・ロスリング・ロンランド (著)、「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」では、賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につくと述べる。
それは世界を正しくありのままに見るという誰にでも必要な習慣だ。人間は生まれて知性を持ったときから、自分という思考や感情の傾向フィルターから影響を受けている。
本書では世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げている。いずれも最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方を紹介している。
これらのテーマは一見、難しくて遠い話に思えるかもしれない。でも、大丈夫。著者のハンス・ロスリング氏の説明は面白くてわかりやすいと評判だ。その証拠に、彼のTEDトークの動画は、累計3500万回も再生されている。
また、本書では数式はひとつも出てこない。「GDP」より難しい経済用語は出てこないし、「平均」より難しい統計用語も出てこない。誰にでも、直感的に内容を理解できるように書かれている。
思い込みや感情という思考の罠から抜けると、ぐっと成功する確率が高まる。それを垣間見てみるのも今後の人生にとってはプラスになるだろう。
Last Updated on 2019年7月5日 by Editor
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