Apple Musicの責任者 Jimmy Iovine氏が、Billboardによるインタービューで、音楽ストリーミングサービスのビジネスは、それだけでは利益が上がらないサービスだと述べています。
Iovine氏は、率直に物事を述べる人物として知られており、この発言によると3,000万人ものサブスクリプション会員を抱えるApple Musicさえも、あまり利益が出ていないことを物語っています。
ただし、Iovine氏はAmazonは、プライム課員に月額9.99ドルではなく、特別価格の7,99ドル(月額780円)で提供していますが、プライム課員に多くのものを販売して利益を上げています。Apple Musicを提供するAppleもiPhoneやiPadで利益を上げています。
Iovine氏は、それに比べて現在、(Apple Musicのライバルである)Spotifyは広告からの収益を利用して無料のユーザーを獲得しているという状況です。
従って、現在のサブスクリプションの標準である9.99ドルが、Amazonが仕掛けた月額7,99ドルに値下がりすれば、Spotifyは大きな打撃を受けるだろうとIovine氏は述べます。
音楽ストリーミングサービスは、競合企業がほぼ同じコンテンツを提供しておりAmazon、Apple、Googleのような大企業にとっては、ストリーミングサービスは小さな部分に過ぎず、7.99ドルに値下げになっても経営に大きな影響はありません。
しかし、YouTube(Google)、Pandora、Spotifyなど有料と無料のサービスを提供する企業では、多くの人が無料サービスを利用します。
従って、Spotifyなどストリーミングサービス専業企業は、厳しい経営であることは確かです。
(via 9 to 5 Mac)
Last Updated on 2017年11月30日 by Editor
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