ジョブズ氏がAdobeのモバイル版Flashを葬った!

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ジョブズ氏がモバイル版のFlashの寿命を縮めたことが、Adobeの主席プロダクトマネジャー、マイク・チャンバースの自身のブログへの書き込みで明らかになりました。(ITmediaニュース)

「AppleがiOSデバイスで未来永劫モバイル版Flashを採用しない」ことが分かり、開発環境を(今後主流になるHTML5に)統一した方がアプリ開発者の負担を減らすことができるというのがモバイル版Flash開発中止の理由だった旨を明らかにしています。(要するに勝ち目がないので早く手を引いた方が傷が浅くてすむということですね)

ジョブズ氏が生前、主張していたようにオープンフォーマットであるHTML5でできることをなぜ不完全で、一企業の開発するFlashに依存しなければならないのか? という疑問への結論がこんなに早く出てくるのは予想外でした。

以前にも述べましたが、AppleがFlashを採用しない理由は以下の通りです。

  • Youtubeなど多くの動画がFlashでなくても閲覧できるようになっていること。
  • セキュリティーに問題があることやモバイル端末でのパフォーマンスが悪いこと。
  •  Flashが効率的なグラフィックプロセッサーを使わず消費電力の多いCPUを使用するため、バッテリーの消耗が早いこと。(古いバージョンとの互換性のためGPUを利用しない)
  • ロールオーバー機能など、動作がタッチ操作に最適化されていないこと。
  • Flashがプラットフォームに依存しないミドルウェアであるために、AppleはOSのアップフレードについて、いつも互換性を考えなければならない。要するにOSの開発についてAdobeの動向に左右されてしまうこと。

関連記事→なぜジョブズはFlashを毛嫌いし、iOS(iPhone・iPad)でFlashをサポートしないのか。

Last Updated on 2016年10月15日 by Editor

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