思わずボヤいてしまいます。
本当に不思議ですね。このままだと海外の出版社に日本市場が浸食されるのではないかと心配になります。そこまでいかなくても日本のデジタル・コンテンツ市場の成長が阻害されるのではないでしょうか。きっと大手出版社の上層部は過去の栄光にすがり、頭が固いんでしょうね。やっぱり紙の質感が必要だなんて言ってるんでしょうか?
作品の権利関係が複雑だなんて言ってますけれど、どれもが現状維持が最優先で、できれば先送りしたい、旧来のビジネスモデルを守りたいという心理が見え見えです。
果たして参入障壁の低い電子書籍市場が、自分たち(旧来の出版社)の思惑どおりコントロールできるでしょうか?
日本語という言語の壁があるからと安心しているのかもしれませんが、海外の出版社や別分野の企業が優秀な編集者をヘッドハンティングして、新人をどんどん発掘していったらどうなるのでしょうか? デジタルですから、印刷や流通コストがかからないので非常に小さなリスクで新規参入できます。
果敢に取り組めば、新しいビジネスチャンスが生まれるかもしれないのに、出版社側のデジタルへの取り組みといったら、ePubなどの汎用フォーマットで勝負するのではなく、専用アプリでの販売です。明らかに世界の流れと異なり、島国根性丸出しです。
早く横並び意識は捨てて、正々堂々とiBookstoreで勝負する出版社が出てきて欲しいと思います。
Last Updated on 2010年6月22日 by Editor
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