Appleの時価総額が2220億ドルとなり、Microsoftの2190億ドルを追い越しました。この株価の逆転が、二つの企業の勢いを象徴していします。
AppleはiPhoneやiPadでモバイル分野に殴り込みをかけ、見事に大儲けを果たしました。片やMicrosoftのヒット商品といえば、不評のVistaを改良したWindows7くらいでインパクトのある製品を世に送りだせていません。
現在のバルマーCEOがビル・ゲイツ氏の後任としてCEOに就任したのが、2000年で、その時の時価総額が5560億ドルでした。ジョブズ氏が暫定CEOに就いたのは1997年。その時の時価総額が156億ドル。これほど差があったものが10年ちょっとで逆転です。
IT業界の競争の激しさが分かると同時に、革新的なアイデアが生み出せなければ、世界の巨大企業でさえも衰退していきます。
一般的に成功した企業は次第に官僚的になり、新しいテクノロジー生み出すことよりも、内向きの政治力学が優先されるようになります。次第にアウトロー的な人材が集まりにくくなり、冒険よりも安全を選択する風土ができあがります。
Microsoftもそうなのでしょうか?
Appleにも問題があります。ジョブズ氏の後継者問題です。Appleの躍進はジョブズ氏に負うところが余りにも大きく、カリスマである彼の後を引き継ぐ人物が社内に存在するのかどうか、大いに疑問です。
Last Updated on 2010年5月27日 by Editor
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