Qualcommは、サーバーチップ市場への復帰を計画しているようです。同社は、2021年に新興のチップ設計会社Nuviaを買収した後、CPU製品を見直しています。Nuviaは、ARMサーバーチップを設計することを当初の目標として、Appleのチップ部門の3人の高位エンジニアによって設立されました(ただし、製品を発売することはありませんでした)。
Qualcomm が会社を買収した後、新しいチップ部門をサーバーチップからラップトップや電話に方向転換したようです。現在、 Bloombergの新しいレポートによると、 サーバーチップを構築するという Nuviaの当初の目標は継続することが内部で許可されています。
レポートによると、Qualcommは「昨年のチップスタートアップ Nuviaの買収に端を発する製品の顧客を探しており、Amazon Web ServicesはQualcommの製品を検討することに同意したとのことです。
AmazonがNuviaのチップを採用する最初の企業の 1つです。Appleは、ARM チップがスケールアップできることを世界に証明しました。ラップトップでは、IntelやAMD の x86チップよりも効率的であることが証明されています。Amazonのような企業は、ARMのライセンス可能なCPU 設計に基づいて、社内のサーバー チップの製造を開始しています。
ARMの市販アーキテクチャーのCPU 設計よりも優れた性能を発揮することは、Qualcommにとって真の挑戦となります。ハイエンドのAndroid スマートフォンのCPUをほぼ独占しているにもかかわらず、Qualcommは実際にはCPU の会社ではありません。
Qualcomm SoCは、Mediatek、Samsung、HuaweiのHiSilicon などの他の多くのベンダーと同じように、ARM から直接提供されたCPUアーキテクチャーを備えています。Qualcommをトップに押し上げているのは、CPU以外のすべての部分であり、主にセルラーモデムの積極的なライセンスです。
QualcommはGPUとモデムの設計で長い経験を有していますが、SoC製品のCPU部分にはあまり注意を払っておらず、現在市場のリーダーであるApple から数世代遅れています。
サーバー市場では、Qualcommは、新規参入であり、これまでのモバイル系SoCでの優位は、あまり関係ありません。
(via Arts Technica)
Last Updated on 2022年8月20日 by Editor
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