[侵略戦争を称賛する歴史観]ナチスやウクライナでの戦争の教訓

民主主義の最大の弱みは、世論が移ろいやすく、さらに何年かに一度、その国の政治指導者を選挙で選ぶことだ。

しかし、自由主義陣営に属し、民主主義国家である日本は、国民の思想信条の自由を保障するという国是がある。

だから、米国やEU各国の自由主義陣営が、ロシアによるウクライナ侵攻に反対したのは、ウクライナが、国内が腐敗しているものの、EUやNATOへの加盟を希望し、自由主義陣営の一意になろうとしていたからだ。

そのウクライナがロシアの侵略によって、ロシアの一部として取り込まれることがあっては、世界が、ドミノ倒しのようにロシアや中国の侵略で、自由主義を捨てざるを得なくなってくるからだ。

軍事的な侵略によって、国境線の変更を行うことはならないという国連でも決まっていることであり、侵略行為が許されないと言うことは、戦後の世界秩序の原理原則である。

もしも、ウクライナにどの国も手を差し伸べなければ、民衆主義、自由主義陣営の結束は破れてしまう。国連加盟の多数国の主張が、ロシアや中国の拒否権で機能しない以上、西側陣営は、ウクライナを支援して、ロシアの暴挙からウクライナを守り切ることによって、ロシアや中国に侵略行為は、損得計算上、絶対に得しないことを思い知らせなければならない。

しかし、ロシアとウクライナの戦争が長引き、西側各国の戦費の支援額が膨らんでくると、西側各国の国民世論が微妙に変化し、ウクライナ支援にしょうきょうくて気になってきている。

このことは非常に危険な状態だ。西側諸国は、国連でも禁止されている侵略戦争を全身全霊をかけて、自国民が多少貧しくなろうとも、国民を説得して継続しなれば、後々に払う代償は、さらに大きな金額になり、世界中が侵略戦争で起こるかも知れない。

ナチスドイツの大量虐殺は、夢物語では無い、人類の歴史は殺戮の歴史だと言うことを忘れてはならない。

歴史上の人物は、戦争で勝ち残った人物がほとんどで、血で血を争う戦いを行ってきたのだ。私たちは、その人たちを歴史上の人物として称賛している。

もし、顔のような世界がやって来るとすれば、それはとても恐ろしい世界だ。

M林檎

Last Updated on 2022年8月16日 by Editor

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