夏は、自分探しの季節だった。
そんな思い出がたくさんある人も多いはず。
夏の定番良好先と言えば、北海道か、信州が思い浮かぶ。
友達のレンタカーやバイクで北海道を一周して、自分は、何をしたいのだろうかと思索にふけったり、宿での他人との交流で、自分の立ち位置を確認したりした。
でも、ほとんどの人にとっていつかは、組織の中に組み込まれる時期がやって来る。少数のラッキーな人たちは、自分で何かやりたい、自分ならできると思って、自分で商売をしたりする。その人たちにとって商売とは、それほど難しいものではなく、自分との戦いを制し、お客のニーズを創造できるかどうかが勝負だ。
そう言えば、夏の摩周湖や屈斜路湖は美しかった。屈斜路湖では、湖畔の露天風呂につかり、湖面をじっと眺めていた。
小樽の倉庫街のテラスで生ビールを飲みながら、たまたま知り合った旅人とこれまで旅の話しをしたりした。夕陽がまぶしく、女の子の風になびく髪の毛が黄金色に輝いて見えた。
あの午後のゆったりと流れる時間は、もう二度と訪れない。それはあの時代の特権だった。
なんとなく、甘酸っぱく、今だから平気で女性としゃべれるけれど、あの頃は、何だが身構えてしまって、妙によそよそしくなってしまった。
夏になるとテレビの定番は、心霊番組かオカルト番組だった。
科学的ではないとして、今では放送されなくなったが、まだ人間の知らない世界や現象があるのではないかと思うと、自分の意識が拡張されていく気がした。
旅の中で特に意識の拡張感を感じたのは、信州だった。信州には古い神社があり、神秘的な場所が多くある。
さらに軽井沢に行くと、苔むす別荘地があり、様々な有名人の物語があった。
昔を思い出すと、自分がもっと純粋で、傷つきやすかったことが蘇ってくる。
そう、もっとゆったりとした意識で、柔和にこの世界に溶け込んでいたい。
夏の静かな「今」を大切に過ごしたい。
Last Updated on 2019年8月10日 by Editor
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