ソフトバンク傘下で全米シェア4位のSprintは、3位のT-Mobileの経営統合を目指していきましたが、T-Mobileを所有するドイツテレコムや、統合後に巨大な企業となることで米国内の独占禁止法に触れるのではないかということで、2014年に始まった交渉は暗礁に乗り上げていました。
しかし、ここに来てロイターが、第5世代(5G)移動通信サービスの導入を控え、莫大な投資がいるため、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ.N)とAT&T(T.N)の「2強」に対抗するため、両者の経営統合の話がまとまったとのことです。
ソフトバンクは2013年にスプリントを買収して以降、経営再建を進めてきたが、米携帯電話市場は上位2社と下位2社との差が大きく、孫社長は下位2社の合併による「第3極」の必要性を訴えてきた。ただ、寡占化が進むことで逆に競争が停滞することを懸念したFCCが合併に難色を示したことで、単独での再建を強いられてきた経緯がある。
ただし、最終的には、米連邦通信委員会(FCC)や米司法省反トラスト局の承認を得られるかどうかですが、これには政治力がものを言います。
(via ロイター)
Last Updated on 2018年4月30日 by Editor
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