Futuremark、Appleが新iOS公開の際、故意に旧デバイスの速度を落としていという噂を否定

ベンチマーク分析企業、FuturemarkはAppleがユーザーに新しいiPhoneを購入させる手段として、新しいiOSのアップデートをリリースした際に、古くなったiPhoneの速度を故意に落とすという憶測や噂に対して、それを否定する分析結果を発表しました。

最初にテストに使用されたデバイスは、iOS 11が動作する最古の機種iPhone 5Sです。iPhone 5Sは64ビット「A7」チップを搭載しています。

iPhone 5Sによるテストは2種類行われ、iOS 9からiOS 11までのiOSをインストールしたiPhone 5SのGPUとCPUについて3DMark Sling Shot Extreme Graphicsテストを実施し比較しました。

まず、iPhone 5SのGPUパフォーマンスは、OSごとにほぼ一定に保たれていて、わずかな違いしかありません。

もう一つのiPhone 5SのCPU性能も、3DMark Sling Shot Extreme Physicsテストを使用して測定されましたが、結果はほぼ一定でした。

Futuremarkは、2016年から、iOS 9、iOS 10、iOS 11で性能低下が発生したかどうかを判断するパフォーマンス比較チャートを作成するために、7種類のiPhoneモデルについて10件のベンチマークを実施しました。

GPUのベンチマークはiOS 11で逆に上がっている状況です。CPUでは、最新になるごとにわずかに下がる傾向があるくらいで、大きなパフォーマンスの低下は見られません。

ベンチマークですと上はこのような結果ですが、明らかに最新のiPhoneでiOS 11を動作させるとの古いiPhoneでiOS 11を動作させるのでは、体感速度が違うのを感じます。

最新のiOSは、最新のデバイスに合わせたOS設計が行われれたり、アプリが大型化するため、実際には旧型デバイスでは体感速度の低下、もっさり感を感じてまいます。しかし、Appleが買い換えのために故意に古いデバイスの速度を落としているということはないようです。

(via MacRumors

私見ですが、どのようなベンチマークを行ったのか詳しく分からないのですが、仮に大きな負荷をかれば、CPUやGPU性能の違いが出るので、負荷のかからない範囲内でのデストだと思われます。

 

Last Updated on 2017年10月7日 by Editor

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