[立憲民主党に政権担当能力がない理由]シャドーキャビネット(次の内閣)で「外務・安全保障省」を置く政治音痴ぶりを露呈

立憲民主党が、明確な野党として労働者寄りの政策を明確に打ち出して、経営者寄りの自民党と対抗すれば良いと思うのだが、長年にわたってそれができないでいる。

政党として明確な対抗できない要因は、所属議員の出自によるところが大きい。

これは前進の旧民主党の時からそうで、リベラルな政治家の中に、本来ならば保守の自民党で出馬したかったが、それがかなわないので、旧民主党で当選した人たちが、率いてきたからだ。

それは、さておき立憲民主党は、9月13日付けで、英国野党のマネをして政権の準備として、シャドーキャビネット「次の内閣」を発表した。

立憲民主党 泉「次の内閣」

2022年9月13日

ネクスト役職 議員名
ネクスト総理大臣 泉健太
ネクスト内閣官房長官 長妻昭
ネクスト内閣府担当大臣
(災害対策・消費者・科学技術・デジタル・行政監視)
杉尾秀哉
ネクスト総務大臣
(地方創生・倫理選挙)
野田国義
ネクスト法務大臣 牧山ひろえ
ネクスト外務・安全保障大臣
(拉致問題・ODA)
玄葉光一郎
ネクスト財務金融大臣
(予算・決算)
階猛
ネクスト文部科学大臣 菊田真紀子
ネクスト厚生労働大臣 早稲田ゆき
ネクスト農林水産大臣 金子恵美
ネクスト経済産業大臣 田嶋要
ネクスト国土交通・復興大臣
(沖縄北方・復興)
小宮山泰子
ネクスト環境大臣
(原子力問題)
近藤昭一

※ カッコ内は所管委員会

 

もちろん、「ネクスト総理大臣」は、泉健太代表だが、大きな違和感を持ち、マスコミにも取り上げられたのが、「外務省」と「防衛省」を合体して、「外務・安全保障省」としたことだ。

外務省と防衛省(海外では国防省)では、役割が全く異なる。
対外関係では、まずは軍事力とは関係ない外務大臣や外務省が対応し、その後、外交では対応できなくなるときに防衛省が登場する場合が多い。

海外と交渉するときに外務大臣が、国防大臣を兼ねていたとしたら、外国は、日本への対応に戸惑うだろう。
それに一人の大臣が、二つの性格の異なる大きな組織をどうコントロールするのだろうか。

米国や友好国と日本は、2+2の会議を開いて、外交と安全保障について協議する。相手国は、外務大臣と国防大臣(国務長官)が出席するが、日本は、一人だけになる。

要するに重層的な対応がとりにくくなると言うことだ。
さらに立憲民主党が、外交、国防音痴なのは、「安全保障」という言葉には、外交の一部、経済の一部、農林水産ほかの一部も含まれていくることだ。

どういう考えを持って、外務省と防衛省を一緒にしているのか、そして、安全保障という言葉を使うのか、まったく理解できない。

さらに同位置省内に外交部門と防衛部門を抱えて、事務組織をどのように頭語するのだろうか。内部で官僚同士の摩擦が起こるだけで、何のメリットもないだろう。
この件で唯一分かったのが、立憲民主党が政権担当能力がないことだ。

レイニーS

(今後も自民党であろうが、野党であろうが、是々非々で取り上げていく)

Last Updated on 2022年9月19日 by Editor

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