【ライフスタイル】「いただきます」の意味と世界観

アラブなど各国に住むイスラムの人たちと日本人の価値観、世界観が大きく異なるのは、お互いの外見が違うことからも実感しやすいのだが、海を隔ててのお隣の国、韓国との価値観、世界観の差は、外見上は非常に似ていて、仏教、儒教などの文化的な面でも共通するところがあるので、その大きな隔たりが理解しにくい。

そもそも、歴史に対する考え方が大きく異なる。中国や韓国は、王朝が変わると、前位の王朝を全否定し、前の王朝に関する書物なども焼いてしまうため、歴史に連続性を持たせることなど、これっぽっちも考えない。属国の朝鮮(韓国)もこれに似ている。

だから、彼らにとって歴史学とは、前の王朝を否定し、自分たちの新たな歴史を作り、過去の歴史を自分たちの都合のようように否定するために書き換えることだ。

万系一世の日本には、そのような考え方は根付かず天皇中心の国家運営が、面々と続いてきたために、そのような過去の否定をする必要がなかった。
だから、日本の歴史学は、事実を解明し、それを解釈することが重要だと考える。

従って、日本人は、韓国人の歴史観、そしてそれから来る世界観を全く理解することができないどころか、それ以前に歴史に対して、韓国人も日本と同じような考え方や態度を取っていると思っているから、彼らの反応の違いに当惑する。

次の例は、TEDで公開されていたアン・クレシーニ(Anne Crescini)さんの「いただきます」の話しだ。

アメリカ人のアンさんは、食べ物は、適当に買って、適当に食べて、余れば捨てるものだと思っていた。
だが、日本に来て日本の友人の「ただきます」という言葉に振れ、日本の食事への考え方に触れ、その世界観の違いに驚いた。

日本の「いただきます」は、料理になった素材の命をいただくといういただきますであり、作物を作ったお百姓さん、運送する人、販売する人、料理をする人がいるからこそ、食事ができるのだという感謝の気持ちであることに気がつき、アンさんの人生は変わった。

人と意見が対立するとき、意見が合わない時、意見の違いに囚われず、その背景にある世界観を理解すべきなのだ。
すすることで対応策が見えてくるし、憎しみよりも寛容の心が芽生えてくるはずだ。

合掌

Last Updated on 2020年5月18日 by Editor

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