上念氏は、最近ではネット番組によく出演しているし、朝のラジオ番組のコメンテーターもやっていて、歯に衣着せない物言いで有名。
上念氏が言うまでも無く、AIの普及によって、まもなくなくなる仕事の上位に銀行業務がある。これまで銀行は、融資の審査の能力がなくても、土地を担保に融資するという、まるでアタマを使わないやり方をしていたが、一般の融資業務自体は、AIによる審査でなくなってしまう。
決済機能自体も電子決済の普及により、ヒューマンリソースは必要なくなってくる。こうなると多くの銀行はいらなくなり、一部の銀行のみが生き残れば、後はネットで事足りるという時代になる。
今まで不良債権処理で、政府からの資金注入を受けながらも、高給をむさぼっていた銀行マンの多くは消えていなくなるだろう。その急激な変化は、この10年以内に起こることは間違いない。それまでに安定的な収入源を確保できるかは、経営者の才覚と企業文化にかかっている。
ただの定型業務をこなす銀行マンの将来は暗い!
以下が本書の目次です。
◎目 次
序 章 質屋と同じ銀行なんていらない
第1章 非効率極まりない銀行業務
実績や将来性よりコネを重視
銀行には融資の審査能力がない
お金を持っている人にお金を貸す
第2章 銀行の消える日がやってくる
なぜ非効率な銀行がたくさん生き残っているのか
住宅ローンという地獄のような制度
貸した後でお金をむしり取るアパマンローン
第3章 消費者金融も焼け石に水
「カードローン」という名の消費者金融
苦しい地銀も軒並みカードローンを手がける
銀行の投資信託は半分近くが損している
八方ふさがりで大規模リストラ
第4章 銀行経営はがんじがらめ
誰がやってもぼろ儲けの楽な商売
黒船が来襲しても銀行は目覚めない
日本経済のオーバーキル
第5章 銀行と裏社会
ゆとりローン(ステップローン)の大罪
なぜ粉飾決算したのか
農協をカモにした銀行
第6章 何も変わらない銀行の体質
日銀総裁の失策で銀行融資がマイナスに
どこが地銀の優等生なのか
いつまで同じような事件を繰り返すのか
第7章 「銀行大崩壊時代」の結末
銀行の9割が消え、行員は99%リストラされる
たった1割の〝勝ち組銀行〟になる策
「100%準備銀行」という新たなスキーム
終 章 日本の銀行が変わる究極のプラン
金融立国になる一発逆転のチャンス
日銀による円の仮想通貨化
「円コイン」によるベーシックインカム
Last Updated on 2019年7月30日 by Editor
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