高機能でネットブックを駆逐しているiPadが、電子書籍リーダーの分野でもKindleなど既存のリーダー機器を駆逐すると言われていましたが、実際はそうなっていないようです。
iPadは大ヒットにより数カ月で300万以上売れています。それに対してKindleは販売台数を公表していませんが、調査会社の推測によると今年、アメリカ国内ですでに350万台を販売し、2010年末には通算600万台を売り上げると予想されています。
Kindleが予想に反して売れている要因一つは、本体価格を259ドルから189ドルへと大幅な値下げに踏み切ったことです。それ以外にもKindleが読書に特化したモノクロの電子ペーパーをディスプレイに採用していることや、バッテリー寿命がiPadに比べて圧倒的に長いということです。
リーダー本体だけでなく発売タイトルの多さもKindleの魅力です。Amazonでは53何点以上の電子書籍を抱えていますが、Appleのブックストアはまだ数万点に留まっています。
電子書籍リーダーの普及は今後も続き、2015年にはアメリカ国内では3千万人がリーダーを所有すると見られています。
今後、市場でのリーダー機器の販売競争は激化していきそうですが、電子書籍市場がない日本が蚊帳の外というのが虚しいですね。
参考:Newsweek
Last Updated on 2017年5月5日 by Editor
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