※この記事の内容は直接iPhoneに関するものではありません。m(__)m
国民の97%が幸福を感じる国なんて、今の日本からすると信じられませんね。
97%という数字は7年前の調査結果ですが、先日、日本を訪問したブータン国王夫妻の微笑ましい姿を見ると現在でも大きくは変わっていないように思えます。
NEWSポストセブンが『国民の97%が「幸せ」感じるブータン 背景には「平等感」が』という記事で、ブータンには衣食住や教育など基本的生活の環境整備は国が行い「いい意味での平等感がある」としています。
それに比較してiPhoneを生み出したアメリカは、ますます格差が広がっていると言われています。政府の介入を最小限にし、競争を賞賛してきた結果、一部の金持ちと大多数の貧乏人となってました。アメリカでは1950年代〜1980年代には広く存在した中産階級が消滅しているとされていますし、日本でもその傾向が強まっていると言われています。
いつの頃からでしょうか、アメリカの一流企業のCEOが何十億円もの報酬をとるようになったのは?
金融・サービスに産業がシフトした結果、企業のトップの力が重要になり、結果的に企業の経営陣や投資した資本家に富が集中し、一般の国民に行き渡らなくなっているのでしょうね。
頑張ったものが報われない悪しき平等は論外としても、行き過ぎた競争と富の偏りは、世代を超えた貧しさの連鎖を生み、国民の平等感をなくしてしまいます。
それに比べてブータンでは仏教の影響もあるのでしょうか、比較的平等な社会があり(全体的に貧しくても人を羨むことなく)家族が健康で仲良く暮らすといった小さな幸福で満足できるのでしょうね。
iPhoneを生み出した国やiPhoneを容易に手に入れることができる国民が不幸せで、iPhoneなどない貧しい国の幸福感が高いとは、何とも皮肉ではありませんか。
Last Updated on 2012年1月9日 by Editor
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