Appleの「バッテリーゲート」対策、3,200円でのバッテリー交換プログラムが買い替え需要を相当低下させる可能性?

Appleが、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7とiPhone 7 Plusの機種を対象に通常は、8,800円のバッテリー交換を3,200円で2018年12月まで行うと発表しています。

これは、Appleがバッテリーの経年劣化によってアプリ実行時に電力不足になったとき、突然、iPhoneがシャットダウンする問題を防ぐために、Appleがバッテリー能力の低下が起きた際に特別なプログラムによってパフォーマンスを落とし、シャットダウンを防いでいたことについて、事前の告知がなかったことについて、一部ユーザーが問題にしています。

この件(個人的には「バッテリーゲート」と呼びます)については、すでにAppleは訴訟まで起こされています。

交換についてBarclays(バークレイズ証券)のアナリスト、Mark Moskowitz氏の試算によると、約5億1800万台のiPhoneがバッテリーの交換対象になり、これは現状で世界に出回っているiPhoneの77%に相当するという膨大な台数となります

もちろん、これらのすべてのユーザーがバッテリー交換をするわけでは無く、新モデルへの買い換えも行うでしょうが、バッテリーの交換によって、iPhoneの寿命が延びれば換え買い需要が当然減少するでしょう。

これについてMoskowitz氏は、全体の10%以上(約5400万台)のオーナーが交換を申し出ることになり、バッテリー交換を行ったオーナーの30%が2018年に新たなiPhoneの購入を中止すると予測されます。これによってAppleの売上を100億ドル(約1.1兆円)、台数にして1600万台の売上げを減少させることになると予測をしています。

今回、何よりも問題なのは、Appleがバッテリー劣化によるシャットダウンを防ぐプログラムをユーザーに告知せずに実施していたことです。

これによりAppleは、バッテリーの劣化についての現状を隠し、買い替えを促そうとしていた可能性が疑われ、信用を落としています。

Samsungは、これを好機と見て、購入から2年経過後の端末でも95%のバッテリー容量を保証すると説明しています。

さて、Appleは、今後、この「バッテリーゲート」をバッテリー交換価格を3,200円にしただけで処理できるのでしょうか?

(via MacRumors

以下の記事のように、Appleはこの問題を早期に終了させるために対象となるモデルについてはバッテリーの状態に関係なく、すべてを交換対応するようです。

Apple、3,200円でのバッテリー交換プログラムを開始!80%以上の能力があっても交換が可能!

https://ipadmod.net/2018/01/06/%e3%80%90%e3%83%90%e3%83%83%e3%83%86%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83%88%e3%80%91iphone%e3%81%ae%e3%83%91%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%81%ae%e6%84%8f%e5%9b%b3/

Last Updated on 2018年1月6日 by Editor

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