iOS 11のGM(ゴールデンマスター)が流出したことにより、開発者による活発な解析とそれに伴うリーク情報が流れています。
当初、iPhone 8だと予測されていたOLEDディスプレイ搭載のiPhoneの名称は「iPhone X」でスペックや機能なども発表前に多くがリークされてしましまい、スペシャルイベントでの驚きがほとんど無くなってしまったようです。
問題は、なぜ最終のbeta版で大抵の場合、そのままま正式版となるGMが流出してしまったかということです。
これについては、Appleの内部情報に精通しているDarling FireBallのジョン・グルーバー氏が、Appleの内部従業員によるGM版のリークだと断定しています。
もともとiOS 11 GMなどのファイルは、Appleの外部ネットワークからもダウンロードできるように秘密の長いURLのリンクに格納されていました。
しかし、今回はこのリンクが、内部リークにより9 to 5 MacやMacRumorsといった有名Appleニュースサイトにファイルが漏れてしまったとのことです。
それから、Steve Troughton-Smith氏など、iOSのコード解析で有名な開発者がコード解析に熱心に取り組み、次々に新情報が明らかにされていきました。
当ブログでもSteve Troughton-Smith氏やGuilherme Rambo氏のTwitterから多くのリーク情報を得ていましたが、なぜAppleのDeveloper登録者に公開されていないGMをすでに解析しているのかという疑問が湧いていました。
それが、Darling FireBallのジョン・グルーバー氏の情報により明らかになりました。今後、Appleは社内の情報管理に神経質になり、スティーブ・ジョブス氏がCEOだった頃と同様の厳しい情報管理がなされることが予想されます。
ただし、Appleの作戦で、イベントや製品への期待を盛り上げるためにステマ的に情報がリークされることはあり得るでしょう。
しかし、今夜未明(13日午前2時)のスペシャルイベントで製品の発表を担当するAppleの幹部たちは、すでに情報を知っている聴衆に向けてプレゼンをすることに苦々しい気持ちでいるでしょう。
(参考:BBC)
Last Updated on 2017年9月14日 by Editor
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