アメリカのFBIは、2015年12月の銃乱射事件に際して、犯罪捜査のためにAppleにiPhoneのロック解除を求めました。
これを受けて裁判所もAppleにロック解除の命令を出しましたが、Appleは、iPhoneユーザーのプライバシー保護を掲げて命令を拒否しました。結局FBIはハッカーにロック解除を依頼し成功しました。
FBIは、当時iPhoneのロック解除要請だけでなくAppleにiPhoneのiOSにバックドアを設けるように求めていたと言われています。
欧州連合(EU)では、FBIとはまったく異なり、個人のプライバシーを守るために法執行機関がバックドアを設けるようIT関連企業などに求めることを禁止する法案が提出されています。
また、インターネットサービスプロバイダにもプライバシー保護のため、暗号化されたエンドツーエンドの通信が利用できるだけでなく、安全に送受信されるよう義務を課すと言うことです。
この法案が成立すると、FBIがAppleにバックドアを作成するよう求めるような要請は、EU圏内では法律違反となります。
(via 9 to 5 Mac)
Last Updated on 2017年9月25日 by Editor
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