米大統領選に勝利したドナルド・トランプ氏が、当選後にAppleのティム・クックCEOから、お祝いの電話があったことをThe New York Timesに語りました。
その電話での会話の中でトランプ氏は、クック氏に中国やベトナムで製品を製造する代わりにアメリカ国内で工場を建てて製品を作るよう求めたとのことです。クック氏は、それについて承知している述べたとのことですが、どこまで話をしたのかは不明です。
トランプ氏は、もしもアメリカで生産するならば、インセンティブとして大幅な減税を行うとクック氏に述べたとのことです。トランプ氏は、大統領選でもしも勝利しならば、AppleにiPhoneを含む製品をアメリカで製造するように強制すると述べていました。
大統領選でクック氏は、ヒラリー・クリントを支持し、資金集めを行っていましたが、トランプ氏の当選によって、今後Appleは厳しい局面に立たされそうです。
(via 9 to 5 Mac)
トランプ氏が言うようにiPhoneをアメリカで製造することが可能かどうかは、米国の消費者がどのくらいまで高いスマートフォンを買うことができるのかにかかっています。
現在、AppleはApple製品の中では最も高いMac Proをアメリカ国内で製造しています。iPhoneは、Mac Proと異なり普及商品であるため、仮にアメリカ国内で製造するとしても、一部の高級モデルだけということになりそうです。もしも普及品までアメリカで製造するとしたら、大幅な機械化による無人工場に近い状態でなけれは無理だと思われます。
また、トランプ氏の言う大幅減税もAppleは租税回避措置をとっているため、大きなメリットにならない可能性があります。
Last Updated on 2017年9月25日 by Editor
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