多くの人が不思議に思ったことはiPhone4に64Gバイトのモデルがなかったことです。
すでにiPhone3GSで発売されていた16Gバイト,32Gバイトの2モデル構成で、ストレージに関する限り進歩なしです。
実は3GSのフラッシュメモリとして採用されたToshibaのNAND型メモリはすでに64Gバイトが量産され、128Gバイトも間もなく量産に入るということが発表されました。
それなのに搭載されなかった理由は何でしょうか?
今回のiPhoneは、新しい技術の搭載はなかったものの、ディスプレイの高解像度化、HDビデオの撮影、iPadと同じCPU(A4)、マルチタスクなど、かなりの機能アップが図られています。
今回のフラッシュメモリに関するAppleの判断としては、次のことが考えられます。
- 64Gバイトを搭載すると価格が上がってしまい、利益率が下がってしまう。
- iPhone4には多くの機能アップがあるので64Gバイトモデルがなくても売れる。
- 1年後にマイナーチェンジが予想される次期iPhoneのために64Gバイトモデルを温存しておく。
- 64Gバイトモデルを販売すると64GバイトモデルのiPadの商品価値が相対的に下がる。
以上を考えてみると、今回64Gバイトモデルを販売しなかったのは合理的な判断と言えないでしょうか? しかし、これはあくまでもAppleの立場からでユーザー側に立った判断ではありません。
今後、iPhoneはiPadが128Gになれば64Gを発売するといったように、フラッシュメモリの容量に関してはiPadが先行し、iPhoneが後追いするという流れで商品の差別化を図っていくのでしょう。
Last Updated on 2017年1月15日 by Editor
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