macOS High SierraのAPFSにバグ、スパース・ディスクイメージへの書き込み時にデータを失う可能性

Copyright Clonerの作成者によると、macOS High SierraのファイルシステムAPFSに作成できるディスクイメージの中で、スパース・ディスクイメージのコピーで、データーが失われていることを発見したとのことです。

スパース・ディスクイメージの拡張子は「.sparseimage」で、一般的な拡張子が「.dmg」のファイルと同様に、macOSがデスクトップにマウントし、ディスクボリューム構造を持つ物理的に接続されたドライブであるかのように扱われるファイルです。

「.dmg」が固定サイズであるのに対して、スパースの「.sparseimage」のファイルは可変長でディスクの大きさが中に入れるデータによって大きくなっていくのが特徴です。

ソフトウェア開発者のMike Bombich氏は、今週初め、APFS形式のスパース・ディスクイメージボリュームが、十分な空き容量を示していることに気付きました。

ディスクイメージボリュームにビデオファイルをコピーして、何が起こるかを確認しました。ファイル全体がエラーなくコピーされました!同氏は、ファイルを開いて、再生されたビデオが終了するのを確認し、ファイルをチェックサムしました。私が知る限り、ファイルは完全でディスクイメージ上にありました。しかし、ディスクイメージをアンマウントして再マウントしたとき、ビデオが破損していました。

問題の1つは、APFS形式のスパース・ディスクイメージ上の空き領域が、基本となる物理ホストディスクの空き容量が少なくなった場合に更新されないことです。

第2の問題は、書込み要求がディスクイメージを動的に拡大できず、結果としてデータがボイド(void)に「書き込まれる」というエラーレポートがないことです。

 

(via MacRumors

Last Updated on 2018年2月20日 by Editor

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