KGI証券(KGI Securities)のアナリスト、Ming-Chi Kuo(郭明錤)氏は、iPhone 8(iPhone X Edition)の供給安定は2018年初めまでは困難であると予測しています。
理由はディスプレイ・ラミネーションプロセスやフロントに埋め込まれる顔認識の3Dセンサーなどの製造上の問題です。
The Wall Street Journalによると、Appleは特にOLEDディスプレイ製造に問題を抱えているとのことです。
iPhone 8のOLEDディスプレイは、Samsungのベトナム工場で製造されています。Samsung製に搭載されているディスプレイはディスプレイとタッチパネルが統合されていますが、AppleのiPhone 8では構造が異なり、タッチパネルが、ディスプレイモジュールは外側に設置される構造になっているとのことです。
この構造により、保護フィルムの層が増え、ラミネートのプロセスが増加しているとのことです。
毎年、新型iPhoneの発売時には供給不足となるのが慣例となっていますが、iPhone 8の供給不足は、製造に取りかかる時期の遅れや製造の複雑さから、より深刻なようです。
(via MacRumors)
Last Updated on 2017年9月8日 by Editor
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