イーロン・マスクはTwitterを無法地帯にした末、会社を潰す気なのか??

画像:Business Insider

イーロン・マスク氏は、規制のできるだけない自由な言論空間を目指しているため、買収後、Twitterの倫理的AIチームの多くを解雇してしまった。

どうしてもTwitterを黒字化したいマスク氏は、(ある意味当然の話だが)人件費をコストと考え、多くの従業員を解雇する決断を行った。ただ、退職時には、退職時の解雇予告手当を倍増したらしい。

結局、約7,500人いた従業員の半分を解雇したのだが、危機的な状況なのは、倫理的AIチームであるML Ethics, Transparency, and Accountabilityチーム (実際には META チームと呼ばれていた) を一人を除いて、全員解雇したこと。

META チームの主な目的は、Twitterのアルゴリズムに対するユーザーの信頼を高めることだった。チームの最大の成果のつは、Twitter の画像トリミング アルゴリズムを修正したことだ。これにより、アプリに投稿された写真の黒い顔が一貫してトリミングされていたことが判明した。

このようなチームが存在することにより、差別、ヘイトなどをチェックしてきたが、マスク氏は、その重要性が理解できていなかったようだ。

現在、Twitterが、不道徳な場所になることを恐れて、多くの広告主が、広告提供を一時的に停止し、Twitterの行方を見守っている。

地球上のすべてのTwitterをチェックするには、優れたアルゴリズムのAIが必要で、それには数多くの専門知識を持ったエンジニアが必要だ。
一度、解雇してしまうと、そのようなエンジニアを雇用し、チームを成長させるのは大変なことだ。

イーロン・マスク氏もそろそろそれに気づき始めているだろう。

(参考:INC

M林檎

Last Updated on 2022年12月5日 by Editor

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