【日本沈没】劣化し続ける日本をどう復活させるか?

高度成長時代の日本から見れば、今の日本は沈みゆく太陽の国家だ。一応、最低限のセーフティネットはあって、アフリカの貧しい国のように飢餓で死ぬことはない。

どうもそれにあぐらをかいて、日本の政治家たちは改革を行ってきた。
まず、日本をリードしていく政治家が変わらなければ日本は変わることはできない。

私がいつも言っていることは「組織はリーダー以上の組織にはならない」ということだ。これは血の指数の問題ではなく「人間の器」のことを言っている。
今の政治家は、永田町と自分の選挙区という非常に狭い世界に生きている。さらに生き延びようとすれば、2世、3世議員とのつながり(手下になること)や様々な利権団体や政治金を支援してくれる起業家たちとつながりを持ち、持ちつ持たれつの関係になるほかない。

日本の選挙には、お金がかかり、いまだに選挙に勝つために地元選挙区の有料市議会議員や有力者をお金で買収するという悪臭が残っている。
このような問題が、優秀な若手起業家や慈善事業家、そのほかの「政界へ優秀」が、政治家になることを嫌う原因になっている。

自民党では、七光り議員でなければ、雑巾絞りから始まる料理人の修行のように無意味な下隅をさせられ、時間を浪費させられる。これでは、優秀な人材は、馬鹿な七光り議員や長老たちのわけのわからない話に反対することができなくなってしまう。
政治家自身が、まるで古い地方集落でのしきたりのように他からの優秀な人材の流入を阻んでいるのだ。

企業であろうと官僚組織であろうと、必要なのは優秀な人材だ。
それは志があり、ビジョンがあり、それを実施するっためのタイムテーブル、次に各種調整や予算の獲得といった「体系的な」思考ができる人材だ。

今の政治家を見てみればわかる通り、多くの政治家が場当たり的だ。ビジョンよりも、まずは選挙に当選することがあり、そして、次に懐を肥やすことに力を注ぐ。これでは国はよくならない。
やはり、国を率いる人たちこそ、シンプルなライフスタイルを送り、昭和の政治家のような女性遊びなどはやめ、本当に国家に必要なことを考え、勉強に励むべきだ。

さらに大きくすべきは「人間の器」だ。七光り政治家などの金魚の糞になって料亭政治に加わっても何の益にもならない。それよりも読書をしたり、その道の大家に会い、お話を伺うことのほうが、何百倍も有意義だ。

では、どうすれば、日本の劣化を止め、日本を復活させることができるのか?

それは考え方としては簡単だ。
七光り議員が当選できないようにしたり、衆議院は選挙区だけの選挙にし、討論会を頻繁に開いて無能な議員は当選できないようにする、さらに当選しても党議拘束に縛られないようにして、政党に属しながらもあくまでも一人の議員として行動できるようにすることだ。

ほかにもいろいろあるだろうが、優秀な人材が、一時的に政治家になって国のために働こうかと思えるような政界にすることだ。料亭政治が大好きな長老ばかりいても税金の無駄使いだ。

Last Updated on 2022年7月12日 by Editor

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